中国は発展を遂げた一方で、環境や食品をめぐる深刻な社会問題も多く、2008年のメラミン汚染粉ミルク事件では、我が子のことを案じ、多くの親たちが海外の粉ミルクを買い求めた。写真は河南省許昌市のスーパーマーケットに売られている粉ミルク。

写真拡大

中国は経済や宇宙開発など多方面で大きな発展を遂げた。しかし一方で環境や食品をめぐる深刻な社会問題も多く、2008年のメラミン汚染粉ミルク事件では、我が子のことを案じ、多くの親たちが海外の粉ミルクを買い求めた。中には個人輸入する人もいたほどだ。今でも国民の心に植え付けられた不安は取り除かれておらず、先日ロンドン五輪の女子重量挙げ58キロ級で金メダルに輝いた李雪英(リー・シュエイン)選手が、ロンドン土産として甥のために粉ミルクを買ったことが話題となった。

【その他の写真】

2012年8月21日、中国の歴史作家、草軍書(ツァオ・ジュンシュウ)氏は、「五輪金メダリストの李雪英選手がロンドンからの帰国前に甥へのお土産として粉ミルクを2缶買った。確かに中国は五輪で多くのメダルを獲得し大活躍を見せた。しかし子供のミルクすら安全を保てない国がいくら金メダルを取っても偉大なことは何一つない。金メダルを多く取って鼻高々に感じているかもしれないが、そんな中国を先進諸国は決していい目では見ないだろう。まったく情けなくて笑いすら込み上げてくる」と中国の食品安全に対する批判的なコメントを発表した。(翻訳・編集/内山)