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 松本人志ほど、芸人想いの芸人はいない。ダウンタウンとしてのレギュラー番組で、芸人をいじることが許されるバラエティには決まって、80年代に大阪でともに過ごした仲間を、用心棒がわりにブッキングする。同時に、他事務所や中堅芸人、面識も知名度も金もないド貧乏芸人にも、チャンスを与える。

 恐ろしいのは、40歳を過ぎたベテラン芸人にたいしても、体を張る仕事をさせる点だ。時にはみずからもプレイヤーに転じ、妻子あるアラフィフの身ながらも、若手芸人のような試練に挑戦する。

 毎週火曜日にオンエアされている『リンカーン』(TBS系列)は、その最たる番組だ。「芸人の芸人による芸人のための番組」がメインコンセプトで、レギュラーメンバーのさまぁ〜ず、雨上がり決死隊、キャイ〜ンはみな、40代だ。

 21日オンエアは、初の試みとなった「真夏の水泳大会」。ミッツ・マングローブの持ち込み企画で、みずからが仲間のおかまを率いて、ゲスト&レギュラー芸人と水上競技で激突した。

 ミッツのチームは、ド派手な女装家、ドラッグクイーン、おねえタレント、ニューハーフダンサー、クラブのママなど。登場の際、みんなが松本の股間にタッチし、松本は、「全員にち○ちん、さわられたんですけど」と不機嫌な顔で訴えた。

 すると、さまぁ〜ず・三村マサカズが、「なんで俺のち○ちん、さわらねぇんだよ」と意味不明な逆訴え。これにたいする“天才”松本の返しが、秀逸だった。「あってないようなもんですけどね」。

 下ネタも立派な笑いというのが、松本の考え。それは、リンカーンメンバーの共通認識でもある。だから、いい年したおっさんが戦う『リンカーン』は、笑いの源泉となるのだ。(伊藤由華)

【訂正】『リンカーン』(日本テレビ系列)とありましたが、(TBS系列)の間違いです、訂正してお詫びいたします。