自動車会社といえば、ビキニのセクシーモデルを広告に起用する(ドーナツチェーンもらしいですけど...)ことが多いが、ビキニ姿の男性モデルが登場した例はなかったはず。少なくとも今回のトヨタ・オーリス(カローラの派生車)のCMまでは。



まずはそのCMをご覧ください。

オーリス TVCM 常識への裏切り篇 30秒


CMに登場したのは男性モデルのスタヴ・ストラスコ。CMでは赤のビキニパンツをはいたブロンド美女が歩いてくるのだが、最初は顔と後姿しか見えない。車のところまでやって来た彼女が振り向くと、女性は...男性だった!?という結末だ。最後には「常識に尻を向けろ」というメッセージも。

ウクライナ生まれで現在はイスラエル・テルアビブに住むスタヴは、自身のフェイスブックでもCMを紹介。「OMG(オー・マイ・ゴッド)、トヨタの新しいオーリスのCMに、僕のお尻が登場したよ!」とコメントを寄せている。

今年初めの『Candy』誌とのインタビューで、「モデルを始めたとき、自分がアンドロジナス(両性的な、中性的な)だと気づいた。スタイリストは皆、僕に女性用の服を着せ、自分でも女性に見えると思ったんだ。(中略)そういえば子供のころは、母親が見ていないところで何度かお化粧をしていたな」と話している。「女性になろうと思ったことはないよ。自分のありのままの体にとても心地よさを感じているんだ」。

昨年は中性的な外見を持つ人気モデルアンドレイ・ペジックが女性用下着のモデルに選ばれたことが話題を集めたが、今後もあらゆる意味で"常識を打ち破る"広告が登場することだろう。