旅先選びに迷った時は、地元の方のオススメに従うのが得策。

岩手県民が愛する地こそ、本当に美しい岩手の原風景が味わえるベストスポットのはずだからだ。

そこで今回、盛岡駅前にて緊急アンケート「好きな絶景スポット」を実施。

中でも人気だった厳選スポットをベスト5としてご紹介する。

栄えある第一位は、日本三大鍾乳洞に数えられ、国の天然記念物にも指定されている「龍泉洞」。

現在分かっている長さだけで3,100m以上、全容に至ってはなんと5,000m以上に達するとまで推定される巨大な鍾乳洞だ。

洞内ではこんこんと湧き出る清水が数カ所にわたって地底湖をつくり、第3地底湖は水深98m、未公開の第4地底湖に至っては120mと日本一の深さを記録。

その透明度は世界有数の高さを誇り、イタリアの名所”青の洞窟”を思わせるような、澄みきった深い青が疲れた心と目を癒やしてくれる。

また、天井からツララのように垂れ下がる鍾乳石、地底から突き上げるように成長した無数の石筍(せきじゅん)の間に設置された見学コースを進んで行くと、夏場でも肌寒いほど冷えた空気に包まれる。

これは洞窟自体が洞内の温度を一年中ほぼ一定に保っているためで、真夏に訪れる観光客が多い理由の一つとなっている。

洞窟入り口近くに備えられた水飲み場では、「龍泉洞の水」を飲むこともでき、暑さの厳しい日には行列ができるほどだとか。

自然の驚異をわれわれに教えてくれる「龍泉洞」。

岩手県民が選んだ一番の絶景スポットは、一瞬で幻想的な世界へと誘ってくれる神秘の洞窟だった。

●information名称:龍泉洞住所:岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1-1交通:盛岡駅前バス乗り場1番線「龍泉洞前行」、龍泉洞前下車 気になる第2位は、砂鉄川が長い年月をかけ石灰岩を浸食しながらつくりあげた渓谷「猊鼻渓」。

大正14年に国の史跡名勝天然記念物となり、岩手県第一号の名勝指定地として歴史を刻んできた。

日本百景の一つでもある「猊鼻渓」は50mを超える断崖が両岸にそびえ、約2kmに渡る静かな流れを舟下りで楽しむ観光スポット。

手こぎ舟では船頭が「げいび追分」を歌い、季節ごとに咲き乱れる花々をゆったりと鑑賞できる。

中でも地元の方が強く薦める季節は春。

鮮やかな藤の花が断崖を紫に染め、まぶしいほどの新緑と垂れ下がる花房の競演に思わず感嘆の声が漏れるほどだとか。

12月から2月にかけての冬期は風流なこたつ舟で運航。

名物の木流し鍋を食べながら、雪景色の渓流を眺めるという本物のぜいたくを味わえる。

ちなみにこの鍋、豚肉と鶏肉のほかに、うさぎの肉も使った郷土料理。

昔、周辺のきこりが食べたことから名づけられたという。

地元の方に聞くと、三好ケ丘の対岸にある湧き水も大事なチェックポイントだそう。

どんな干ばつの際にも枯れたことがないという清水で「少飛泉(しょうひせん)」と呼ばれ、舟下りの船頭さんたちからは「一杯飲めば3年若返る」と言われているとか。

さらにこの三好ケ丘奥の猊鼻岩近くでは「うん玉」が販売されており、それぞれ「福」「緑」「寿」「愛」「願」「運」「忠」と書かれた玉に願いを込め、川の対岸にある巨岩の穴に向けて投げるのが男女問わず人気のパワースポットになっている。

●information名称:猊鼻渓住所:岩手県一関市東山町長坂字町467交通:JR一ノ関駅乗り換えJR大船渡線・猊鼻渓駅下車徒歩5分第3位は、国の名勝天然記念物に指定されている「厳美渓」。

須川岳の栗駒山(くりこまやま)から流れる磐井(いわい)川の中流にあり、自然の力が生み出した様々な形状の岩を鑑賞できる日本百景の一つだ。

両側の荒々しい岩肌は須川岳の火山活動により形成されたといわれ、川床には小石が水流によってつくり上げた無数の甌穴(おうけつ)を持ち、美しさだけではなく非常に珍しい渓谷である。