複数の韓国メディアは21日、李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島(韓国名・独島)上陸や天皇陛下への謝罪要求発言などで両国の葛藤が表面化して以降、韓国観光公社には訪日韓国人観光客の安全を脅かす電話などが相次いでいると伝えた。

 韓国観光公社によると、東京支社には12日午前11時30分頃、「韓国から来る観光客は気をつけろ」と書かれた匿名のファクスが届き、翌13日にも同様の内容を語る電話があった。また、日本の右翼団体は韓国大使館前でデモを行ったり、靖国神社の前で韓国人を暴行する事件を起こしたという。

 韓国観光公社は現地支社と緊急時の連絡体制を維持し、モニタリングを強化するなど、あらゆる対策を講じていると明かした。

 韓国メディアは、不測の事態が発生した場合は、震災後から回復傾向にある訪日観光客の伸びに悪影響を与える恐れがあるため、旅行業界は警戒していると報道。韓国のある旅行会社の関係者は、「今のところ旅行需要に大きな変化はない」としながらも、「日本の右翼団体などによる過激な行動が続き、(韓国人観光客の)安全が危ぶまれるような場合は、訪日観光客が急減する可能性はある」と述べた。(編集担当:新川悠)