パリ・サンジェルマン(PSG)のマーケットは、FWズラタン・イブラヒモビッチの獲得で終わったはずだった。だが実際は、PSG自身が1月のMFルーカス加入を決めることで、これを否定した形だ。

そして、DFアンソニー・レベイエールをめぐる問題から、PSGは再び動いている。DFミラン・ビシェヴァツをリヨンに放出したPSGだが、代わりに獲得するはずだったレベイエールがメディカルチェックをパスできず、カルロ・アンチェロッティ監督が起用できる右サイドバックが一人になってしまったのだ。

そこで、レオナルドSD(スポーツディレクター)が動いているとわけだ。フランスのメディアは、PSGがイブラヒモビッチやDFチアゴ・シウバ、FWエセキエル・ラベッシ、MFマルコ・ヴェッラッティに続き、再びイタリアから選手を獲得すると報じている。

どうやら、ユヴェントスDFシュテファン・リヒトシュタイナーとすでにコンタクトがあったようだ。『Rmc Info』によると、年俸480万ユーロ(約4億8000万円)が用意されているという。また、ミランDFイニャツィオ・アバーテやインテルDFマイコンも再び話題になっているようだ。

リヒトシュタイナーの周辺は『Rmc Info』で、次のように話している。

「我々はPSGとコンタクトを取っている。シュテファンはユーヴェでうまくやっているが、PSGのようなクラブが関心を抱いてくれるのは、本当にファンタスティックだね。PSGのプロジェクトは素晴らしい。素晴らしい選手たちがいるし、何よりもカルロ・アンチェロッティのような偉大な指揮官がいるんだ。パリは素晴らしい街だし、両クラブが合意すれば、シュテファンはPSG加入に満足だろう」

『パリジャン』もリヒトシュタイナーが獲得候補と報じており、『レキップ』はマイコンへの関心に触れているが、同選手はEU圏外枠だ。だがいずれにしても、アンチェロッティ監督は次のように強調している。

「今回はフランスのマーケットを優先させる。できればフランスの、あまりコストがかからない若手をね。(マテュー・)ドュビュシではない。リールが彼を我々に売却するとは思わないよ」