中国メディア・人民網は16日、北朝鮮政府関係者が李明博韓国大統領が15日の「光復節」で発表した談話について「現実を判断する能力がない」と批判したことを伝えた。

 記事は、北朝鮮国防委員会政策局の報道官のコメントを紹介。報道官は李大統領が談話の中で北朝鮮の体制変革や朝鮮半島の非核化について触れたことに対して「同族を挑発するという愚かな姿を晒し、まったくもって現実を判断する能力に欠けていることを示すものだ」と批判。

 さらに、「民族の志向や願いに背く者は、誰でも屈辱的かつ悲惨にその場を追われることになる」とし、大統領選挙で権力争いを繰り広げる候補者たちにも自省するよう警告した。(編集担当:柳川俊之)