愛はときに戻ってくるものだ。より正確に言うなら、この場合、愛は終わっていないというべきか。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長率いるナポリと、ビジャレアルFWジュゼッペ・ロッシのことだ。彼らのフィーリングが和らいだことはなく、コンタクトが途絶えたこともない。そして直近になり、交渉が再開した。

G・ロッシは2部に降格したビジャレアルから移籍するだろう。そういった条件(選手が重傷からの復帰を必要としていることを考えても)から、ナポリのリッカルド・ビゴンSD(スポーツディレクター)が取引を実現することは本当に可能なはずだ。

ナポリはビジャレアルとの良好な関係を生かせるだろう。G・ロッシをイタリアへ戻すには、フェデリコ・パストレッロ代理人が言っていたように、「インテリジェントなオファー」が必要だ。復帰が春になるはずの同選手の状況もあり、買い取りオプションつきレンタル移籍という形がベースになる。

G・ロッシが300万ユーロ(約3億円)以上という年俸を減らすことに応じれば、ナポリは同選手を獲得できるかもしれない。G・ロッシもナポリに向けて愛のメッセージを送っている。同選手はナポリの街が好きで、その環境に刺激を感じ、そのプロジェクトに興奮しているようだ。

また、左サイドの補強としては、インテルとポルトDFアルバロ・ペレイラの獲得を争っている。インテルも争奪戦に力強く名乗りをあげており、同選手の代理人の一人であるフラビオ・ペルシュマン氏は、『Calciomercato.it』で次のように話した。

「正式オファーは一切受けていない。ビッグクラブとの関連が騒がれるのはうれしいが、現状で正式オファーはないんだよ。彼がプレミアリーグを好んでいると私が言ったことはない。それは事実ではないよ。プレミアもセリエAも、アルバロの移籍先候補だと思う。だが、どちらが好みということはない。大事なのは、競争力のあるクラブであることだ。レンタル? それは分からない。特にポルトに関係することだ。彼ら次第だよ」