イタリアサッカー連盟検察は13日、違法賭博・八百長事件の裁判で、無罪となったクラブや選手たちに関して控訴に踏み切った。締め切りの5分前に書類を提出している。

控訴の対象となった試合は、アルビーノレッフェ対シエナ、ウディネーゼ対バーリ、ボローニャ対バーリ、バーリ対レッチェ。これにより、規律委員会の裁決で無罪となった選手たちや、ボローニャ、ウディネーゼ、レッチェといったクラブは再び裁判に臨むこととなる。

ウディネーゼ対バーリ戦が控訴の対象となったことで、再びユヴェントスDFレオナルド・ボヌッチとMFシモーネ・ペペが話題となる。事件当時、前者はバーリ、後者はウディネーゼに所属し、それぞれ八百長への関与や告発義務違反が疑われていたが、規律委員会の裁決では無罪となっていた。

FIGC検察のステファノ・パラッツィ検察官は、アンドレア・マジエッロの証言が信用できるものだと考えており、控訴に踏み切った。これにより、元ボローニャFWマルコ・ディ・ヴァイオ(現モントリオール・インパクト)も再び裁判に臨むこととなる。そのほか、フェルディナンド・コッポラ、ロベルト・ヴィティエッロ、ニコラ・ベルモンテ、サルヴァトーレ・マジエッロ、ダニエレ・ポルタノーヴァ、ジュゼッペ・ヴィヴェスも同様だ。