インテルDFマイコンに対するレアル・マドリーの関心は、まだ死んでいない。レアルは年俸400万ユーロ(約4億円)以上というマイコンのサラリーに怖れをなしているが、インテルが800万ユーロ(約8億円)という移籍金額を下げることを期待しながら、時間をかけているのだ。マイコンとインテルの契約は来年夏までとなっている。

一方、インテルのアンドレア・ストラマッチョーニ監督が優先しているのは、中盤の補強だ。ここでも困難は少なくない。目標の3選手は、それぞれ移籍金やサラリーの面でコストがかかるからだ。

マンチェスター・シティは600〜700万ユーロ(約6〜7億円)でMFナイジェル・デ・ヨングを手放すだろう。だが、同選手は最低で年俸300万ユーロ(約3億円)を求めている。28歳という年齢を考えても、安くない金額だ。

コリンチャンスMFパウリーニョなら、サラリーはもっと安く済むだろう。だが、コリンチャンスは移籍金として1200〜1500万ユーロ(約12〜15億円)を求めている。ポルトMFフェルナンドについては、ポルトが3000万ユーロ(約30億円)というとんでもない額の違約金を設定しており、その支払いを要求しているのだ。

そこで、インテルのマルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)とピエロ・アウジリオSD(スポーツディレクター)は、ほかの道も捨てていない。そのうちの一つが、トゥールーズに所属する24歳のMFエティエンヌ・カプエだ。10日のモンペリエ戦でチェックされている。

15日の祝日が終われば、FWサムエレ・ロンゴとDFジュアンを交渉に織り込むことで、ボローニャMFガストン・ラミレスの移籍金が割り引かれるかどうかも分かるだろう。前線ではほかにも、FWディエゴ・ミリートの代役としてローマFWパブロ・オスバルドというセンもある。だが、これも土壇場での取引となるだろう。