「旭日旗はなぜ許される」韓国選手の表彰式追放に抗議する声
ロンドン五輪サッカー男子の3位決定戦、日本に勝利した韓国チームの朴鍾佑(パク・ジョンウ)選手が竹島(韓国名・独島)の領有権を主張するメッセージを掲げた問題で、韓国のインターネット上では「なぜ旭日旗は許されるのか」といった意見が相次いでいると、複数の韓国メディアが12日報じた。
朴選手は、試合後にピッチ上で竹島メッセージを掲げた行為が「政治的行為」にあたるとして、国際オリンピック委員会(IOC)から授賞式への出席を禁じられた。五輪憲章は競技場での政治的な宣伝活動を禁じているため、朴選手はメダル剥奪の危機にも置かれている。
報道によると、韓国人ネットユーザーらは朴選手を擁護し、日本人サポーターが競技場に「旭日旗」を持ち込み応援していることを逆に問題視した。
韓国メディアは旭日旗について、「赤い太陽を表す日章と、放射線状に広がる旭光を形象化した旗。日本の帝国主義と軍国主義の象徴といえる」と説明。ネット上には、「旭日旗は見逃すのに、なぜ朴鍾佑の独島セレモニーは問題視されるのか」「なぜIOCが人種差別主義と帝国主義の象徴である日章旗の使用を許しているのか納得ができない」「ヨーロッパの国が試合を行う時にナチスのマークを掲げるのと同じこと」などの意見が寄せられていると伝えた。(編集担当:新川悠)