不動産屋に聞く!幽霊物件はホントにあるのか!?



よくオバケの出る物件は家賃が安くなる、なんて話を聞きますが

幽霊が出る物件なんてホントにあるのでしょうか? また、そういったいわくつき物件の実情はどうなっているのでしょうか? 不動産屋さんに聞いてみました。





――ぶっちゃけ、幽霊の出る物件というのはあるんでしょうか?



僕は幽霊を見たことはないのですが、実際に「幽霊が出るから住みたくない」と言って退去される方もいますよ。



――そうなんですか!? 出る出ないはともかく、そういった人がいるというのは興味深いですね。そういったいわくつきの物件はやはり家賃が安くなるんでしょうか?



幽霊という訳ではないのですが、過去に自殺や事故などがあった物件は、やはりいろいろと気にされる方がいるのでその分金額は安くなりますね。



――そういったいわくつきの物件というのは教えてくれるんでしょうか?



告知義務というのがありまして、基本的には言わないとダメですね。ただその告知義務は明確な規定がなく、グレーゾーンなんです。

――グレーゾーンというのはどういうことなのでしょうか?



住むにあたって重要な決断を左右されるような事柄は伝えなくてはならない、というだけでどの部分が重要な告知事項かどうかは業者の裁量に任されているんですね。なので「事故後、誰かが一度住んだ後なので告知しない」とか「20年も前の事故なので言わない」といった感じで、業者によってバラバラなんです。



――でも言わなかったら問題になりますよね?



そうなんです。なので今いろいろ問題になっているんです(笑)。



――先ほどおっしゃってました「事故後、誰かが一度住んだ後なので告知しない」という話ですが、業者が事故物件であることを告知しないでいいように、関係者を一定期間住ませてから貸し出す、というのを聞いたことがあるんですが、これは実際にあるんですか?



そういう業者は実際にいましたね。そのへんは非常にグレーな部分なので、さまざまな問題があったようです。いまは厳しくなっていますし、告知義務に関する違反は宅建免許はく奪なのでそういった業者はいませんが。



――そういったしがらみが多いことも相まって、事故物件というのはやはり安いのですね。



どれくらい安くなるかは業者の裁量次第ですけどね。



――よく事故物件の一覧が掲載されているサイトがありますが、専門家からするとああいったサイトはどうなんでしょうか?



あれは僕たちから見てもおもしろいですよね。「どっから情報が出てるんだ!?」と思ってしまう物件も掲載されていますし、関係者側から見てもなかなか興味深いです。



――なるほど。やはりああいった事故物件のサイトの影響力はあるんでしょうか?



事故物件だと明らかになることによって、資産価値が下がったりしますよ。サイトのコメント欄にオーナーが「資産価値が下がるので掲載をやめてほしい」なんて書き込みをしたりするくらいですから、影響力はかなりあると思います。



――いわくつきの物件を所有する側もいろいろ大変なのですね(笑)





幽霊が出る物件というよりも、事故物件のお話が中心になってしまいましたが、やはり幽霊が出る(?)物件というのは実際にあるようですね。また、事故物件に関係者を住ませて告知しないでいいようにする、というのは都市伝説かと思っていましたが、実際にそういったことが行われていたというのも驚きでした。



しかしながら、こういったいわくつき物件は本当に安く住めるようです。「オバケとかそんなのは大丈夫!」という人にはいいかもしれませんね。



(貫井康徳@dcp)