昨年5月に日本国内で、「新政府」が誕生していたことを知っていますか? 東日本大震災での原発事故を契機に、「逃げるべきだと知りながら言わない政府というのはもはや政府ではない」と認定し、初代内閣総理大臣になった男、それが坂口恭平氏です。

 この人物、いったい何者なのか。路上生活者の個性豊かな家を写真集にまとめたり、車輪のついた「モバイルハウス」という家を建てたり、CDを出したり。さらにここにきて、内閣総理大臣という肩書まで持つことになったのですが、海外で彼はアーティスト、またはパフォーマーとして認識されているそうです。自著『独立国家のつくりかた』には、彼が私利私欲とは無縁のところで生きていることが書かれています。「なぜ人間だけがお金がないと生きのびることができないのか。そして、それは本当なのか」。この問いを子どものころから34歳になった今でも持ち続け、すべての活動の根本にすえているのです。

 この夏、坂口氏の「モバイルハウス」もお目見えするかもしれないという、「Daikanyama Art Street」(DAS)が8月20日(月)〜26日(日)の日程で開催されます。美しい街並みに街路樹、魅力的な建築物が並ぶ代官山の街を、世界有数の文化拠点にするために開かれるイベントで、現代アート、映画、音楽などを幅広く扱うアート展です。舞台は、ヒルサイドテラスや蔦谷書店、デンマーク大使館などの旧山手通り周辺。

 ラインナップの一部をご紹介すると、細野晴巨とコシミハルのミニライブや、高橋幸広と山本耀司のトークショー、明和電機や倉本美津留のパフォーマンス、スプニツ子や津村耕佑の展示作品など。36もの人やユニットが参加して行われる一大アートイベントです。また、英国の放送局BBCとニコニコ動画がタッグを組む生ライブも注目のひとつ。

 8月終わりの代官山は、朝から晩までアート一色。一つの街がまるごとアート作品になっている、そんな錯覚を覚える人が続出するかもしれません。

【関連サイト】
代官山アートストリート




『独立国家のつくりかた (講談社現代新書)』
 著者:坂口 恭平
 出版社:講談社
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