7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

栗本鉄工所(5602)が今日の注目銘柄!

日経平均が8000円台で低迷する中、8日終値238円、高値は241円と、年初来高値(8月2日の245円)付近で堅調に推移する同社に注目します。8月3日現在の信用残は、売り残220.1万株(前週末比11.2万株増)、買い残は389.5万株(同95.7万株増)、信用倍率は1.77倍(前週は1.41倍)です。

買い残の増加が売り残の増加を上回り、倍率は多少悪化しました。しかし、株価が年初来高値付近で堅調なため、多くの売り方が評価損を抱え、買い方有利な信用需給であるとみています。

同社は、基盤となる事業ドメインを「社会インフラ」と「産業設備」に定め、パイプシステム事業、機械システム事業、産業建設資材事業の製品の製造販売を主な内容として事業活動を展開しています。よって、同社株の切り口(テーマ)は、復興関連・下水管の老朽化対策と耐震化関連ということになります。

なお、12年8月6日、13年3月期第1四半期連結業績を発表しました。売上高は191億7900万円(前年同期比7.4%増)、営業利益は5億3800万円(前年同期は3億9100万円の損失)、経常利益は3億2800万円(前年同期は5億9300万円の損失)、四半期純利益は4億9100万円(前年同期は6億8300万円の損失)でした。増収の上、営業損益段階から黒字に転換しました。この業績変化率の高さも評価します。

ちなみに、13年3月期の1株当たりの年間配当は前期比2円増の4円(第2四半期末2円、期末2円)の予定です。また、12年3月期末の1株当たりの純資産は316.48円でした。8日終値(238円)ベースのPBRは0.75倍と、1倍を大幅に下回っています。

チャート的には、25日移動平均ベースのボリンジャーバンドの「エクスパンション」を期待しています。8日時点の+2σは239円ですが、今後、株価が+2σを上抜け、上昇する+2σにサポートされる上昇トレンドの発生をイメージしています。その起爆剤が、信用売り方の損失覚悟の買戻しです。当面の株価は、上昇を続ける25日移動平均線(8日現在、224円)にサポートされて推移するとみています。

向後はるみ(HARUMI KOUGO )
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。