振動実験の結果。テープの効果は一目瞭然!

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本好きの人にとって悩ましいのが収納。本棚に無造作に詰め込まれた本は地震のときに散乱する危険もあるし、そもそも目当ての本も探しにくい。

震災以降、あらためて家庭の地震対策をした人は多いだろう。だが、本棚に関しては、倒れないように本棚そのものを固定しただけという人も少なくないのでは。

地震のゆれで勢いよく飛び出してくる本はそれ自体が凶器にもなりえるし、避難経路をふさいでしまう可能性もある。ときには火事を広げる要因にもなるから、本の落下防止対策は必須。ただ、飛び出し対策としてポピュラーなバンドなどは、見栄えがするとはいいづらく、日常的に本を取り出すのもちょっと面倒……。

そんな理由で対策を先延ばしにしていた人におすすめなのが、住友スリーエム株式会社が8月8日に発売された「3M(TM) 落下抑制テープ(書棚用) GNシリーズ」だ。なんとこれ、書棚の前端に貼るだけで、本の落下を抑制してくれる特殊なテープ。半透明なので目立たず、貼り付けも簡単。すべり止め効果を持ちつつも、適度なすべり性もあるので、日常の使い勝手もバッチリ。

実際の効果はどうか? 写真は先日同社がおこなった商品発表会でのデモンストレーションの様子。写真の左側がテープなし、右側がテープあり。効果のほどは一目瞭然。ちなみに震度6弱程度の揺れを10秒ほど与えた後だ。

もともとは図書館用に提供することを主目的として作られた同テープ。東日本大震災のとき、多数の図書館が書籍落下による被害をうけ、その後の復旧も大変だったという声が開発のきっかけになり、昨年7月より提供スタート。好評を得たため、家庭やオフィスでも使えるようシリーズとして本格販売をスタートするのだという。

商品は文具・事務用品店、量販店、3Mオンラインストアなどで販売。1.8メートル(2棚分)で976円、9.0メートル(10棚分)で4,200円(※いずれも税込、メーカ希望小売価格)。ちなみに表面に凸凹やざらざらがあったり、無垢材やプラスチックなどの素材には使えないので要注意。

本そのものの落下対策をしておけば、災害時のリスクを低減できるのはもちろん、後片付けもラク。落下によって大切な本を傷めて悲しい思いをすることも減る。ぜひこの機会に、本棚をもう1度見直してみては。
(古屋江美子)