ロンドン五輪、バレーボール女子の日本(世界ランク5位)は7日、準々決勝で北京五輪銅メダルの中国(同3位)と対戦。フルセットの末、3ー2で勝利し、1988年ソウル五輪以来、24年ぶりの準決勝進出を決めた。日本は五輪で中国に初勝利となった。

 第1セットから大接戦。互いに譲らず終盤まで進んだが、22ー24から3連続ポイントで逆転。ジュースが続いたが、最後は木村沙織がバックアタックを決め、28ー26で大事なセットをモノにした。

 第2セットは接戦の末に落としたが、第3セットは江畑幸子、木村のWエースが躍動。センター攻撃はあまり機能しなかったが、両エースが勝負どころでしっかりとスパイクを決めて25ー23。中国から2セットを奪い、相手を追い詰めた。

 第4セットで決めたかったが、中国の執念が勝りセットカウント2ー2。最終セットも序盤から競り合いとなり、一進一退の攻防が続いたが、先に10点を奪ったのは中国。2点差をつけられ、ピンチに立たされたが、荒木絵里香のブロック、江畑のスパイクなどで逆転し、マッチポイントを奪った。

 しかし、ここからまた中国の粘り。中国が逆にマッチポイントを2度も握ったが、江畑、木村がピンチを救うと、16ー16から荒木がスパイクを決め、最後はピンチサーバーで入った中道瞳のサーブポイントで18ー16。大熱戦を制した。

 第1セットから最終セットまで全セットが1点を争うシーソーゲーム。互いに大きく突き放すことができない緊迫した展開の中で、苦しいときに木村、江畑のWエースがチームを何度も救った。ブロックは11本決めたが、クイックや移動攻撃がなかなか機能しない中、木村、江畑はともに最多タイの33得点を挙げた。

 1984年ロサンゼルス五輪以来、28年ぶりのメダル獲得に王手をかけた日本。準決勝の相手はロシアを破った世界ランク2位のブラジル。北京五輪では金メダルを獲得、五輪連覇を狙うブラジルだが、昨年のワールドカップでは日本がストレート勝ちをおさめている。格上だが、日本側がミスを抑えれば勝てない相手ではない。(編集担当:藤間涼)