ミリタリーな話題をマニア目線でお届けしている、鉄砲蔵の「ミリタリー魂」。

今回は第二次大戦当時の旧日本軍、アメリカ軍の革製装備品やアメリカ西部開拓時代の革製装備をご愛用の方に朗報!

革製ミリタリー品の修理も引き受けてくれる秋葉原のお店「Borsa」(ボルサ)をご紹介。

【鉄砲蔵の「ミリタリー魂」過去の戦績】

ある日の日曜日、上野〜秋葉原間を線路沿いに散策していると高架下の真新しい2k540という商店街の中に木彫りのスポーツカーが目に入りました。

Borsa店頭

好奇心からそのお店に入ってみると5m×5mくらいの店内には多くの革製品が並べられており、店内の半分は工房のようなスペース。

いかにも「腕のいい職人のお店」、という雰囲気だったので、かねてから修理したいと思っていた品物を持ち込んでみることにしました。

店内木彫りのスポーツカー
素材皮革商品腕時計

今回持ち込んだものは拳銃を腰から下げて持ち歩くためのケースといえるこのホルスター。

ガバメントホルスター

蓋の留め具になっている穴の部分は、「Borsa」(ボルサ)の店主・小船さんによるとギボシ穴というそうですが、このギボシ穴の部分がヨレヨレになっていて留め具として役に立たなくなっており、これに拳銃を入れて歩いていると中身を落としかねないため、修理依頼することにしました。

ヨレヨレの留め具穴

お話を伺ってみるとお店の主人の方、ミリタリーに理解のある方のようで、写真のホルスターをお見せしたところ、
「これ、よくある複製品じゃなくてアメリカ軍が使っていた本物ですよね。革も干からびずに生きているし、蓋の部分を切ってしまうのはもったいないですよね。よろしい、蓋のギボシ穴だけキレに修復してご覧に入れます。本来のお店の仕事じゃないけど特別にやりますよ。」
おお!なんと頼もしいお言葉!いろいろな手作り革製品の店で断られたのです。助かります。

このホルスターはコルトガバメント、正式にはM1911A1という拳銃の専用で、この拳銃は1911年にアメリカ軍に正式採用されて以来第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争とアメリカ軍の歴史とともに歩んできた自動拳銃です。

泥にまみれても異常なく発射でき、敵を確実に行動不能にする殺傷能力の高さから兵士達にはとても信頼され、1985年に新型の拳銃と入れ替わりで軍の購入する装備から外れた後も私物として購入し持ち込んで使用する兵士が今でもいる名銃です。

今回修理依頼したホルスターは戦争を記録した写真集などによるとベトナム戦争あたりまで頻繁に使用されたようで、僕もこの拳銃とホルスターをBB弾で撃ち合う戦争ゲーム、サバイバルゲームにおいて真夏にはベトナム戦争当時のアメリカ軍服とともに使用していました。
下の写真がゲーム中の僕の写真です。

ゲーム中の僕(鉄砲蔵)

一週間経って修理完了!料金は1万円でした。修理の内容は、写真のように蓋の裏側からヨレヨレになっている革をはがして代わりの新しい革を貼り、その上を覆うように黒革でコーティングしてあります。見た目では蓋の表面の外観は全く変わらないように配慮してくださいました。
今ではミリタリーショップでも通信販売でも手に入りづらいこの本物のホルスター。1万円でこの見事な出来映えなら納得です。

修理後のギボシ穴ギボシ穴の裏側

おかげさまで15年ほど前から使ってきたこのホルスター、これからも僕と一緒にサバゲー歴を重ね、一緒に歳をとって行くでしょう。まさに一生もの。今回の出会いをキッカケにご主人も本格的にミリタリー装備の修理事業を行ってくださるそうです。当分の間は修理の打ち合わせ、修理品の発送方法、料金の交渉などはメールでのやりとりのみとなりますが、下記のメールアドレスは写真を添付しての送信も可、大容量の写真ファイルを送っても迷惑はかからないそうなのでもし革製ミリタリー品の破損でお困りならばぜひ一度ご連絡を。

▼革製品製造販売、修理
Borsa(ボルサ)
heart-land@hotmail.co.jp

(文・写真:鉄砲蔵)