4日、ロンドン五輪で多くの選手がライバル社のヘッドフォンで音楽を聴いていることに対し、スポンサー企業のサムスンが五輪委員会に圧力をかけたという。写真は試合前にドクター・ドレーのヘッドフォンで音楽を聴く競泳の孫楊。

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2012年8月4日、南方都市報によると、ロンドン五輪のスポンサー企業、韓国のサムスンは、米Beats By Dr. Dre(ドクター・ドレー)ブランドのモンスターヘッドフォンを選手たちがメディアの前で使用しないよう、ロンドン五輪委員会に圧力をかけたという。

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ロンドン五輪では多くの選手が試合前にヘッドフォンで音楽を聴いている。精神集中のための1つの手段だが、その姿がテレビに映し出されるたびにスポンサー企業のサムスンにとっては面白くない。なぜなら選手たちに最も人気があるのがドクター・ドレーのモンスターヘッドフォンだからだ。

米Beats By Dr. Dre社は昨年、サムスンのライバル企業である台湾のモバイルメーカー、HTCに買収され、その傘下となった。ドクター・ドレーのヘッドフォンが選手とともに頻繁にメディアに流れることに強い不快感を覚えたサムスンは、ロンドン五輪組織委員会にたびたび圧力をかけたという。その結果、英五輪委員会は英国人選手の試合会場内でのドクター・ドレーの使用禁止を決定。同時に各国選手団の責任者に対し、公式スポンサー企業の重要性を説いた文書を送っている。

ドクター・ドレーは米国の著名なヒップホップ・プロデューサー・Dr. Dreが手がけるBeats By Dr. Dre社のモンスターヘッドフォン。その機能性とデザイン性の高さで発売と同時に爆発的人気となり、米国内ではこのヘッドフォンを狙った強奪事件が多発した。(翻訳・編集/本郷)