違法賭博・八百長事件の裁判は3日にバーリ検察担当の事件について審議が行われた。

前日にはユヴェントスのアントニオ・コンテ監督の司法取引が認められず、イタリアサッカー(FIGC)のステファノ・パラッツィ検察官が1年3カ月の停止処分を求刑。アンドレア・アニェッリ会長が怒りをあらわにし、FIGCのジャンカルロ・アベーテ会長が反論するという騒動が起きた。

それに続く3日の審議で、パラッツィ検察官はユーヴェDFレオナルド・ボヌッチに3年6カ月という長期の停止処分を求刑した。また、MFシモーネ・ペペに対しても1年間の停止処分が求刑されている。

ボヌッチは2010年5月のウディネーゼ対バーリ戦における「スポーツ上の不正行為」を、ペペは告発義務違反を疑われている。ウディネーゼには告発義務違反の監督責任で5万ユーロ(約500万円)の罰金処分が求刑された。

そのほか、2011年5月のバーリとのダービーにおける監督責任の疑いで、レッチェには3部降格と6ポイントの減点が求刑。同じく2011年5月のボローニャ対バーリ戦に関して、FWマルコ・ディ・ヴァイオ(現モントリオール・インパクト)に告発義務違反で1年間の停止処分が、ボローニャに監督責任で2ポイントの減点と5万ユーロの罰金処分が、それぞれ求刑された。

また、司法取引ではバーリが5ポイントの減点と8万ユーロ(約800万円)、サンプドリアが1ポイントの減点と3万ユーロ(約300万円)の罰金処分で合意に達し、認められている。