「Yves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)」などを擁するPPRとオンラインストア「yoox.com(ユークス・ドットコム)」を展開するYOOX Groupの間でパートナーシップが締結されたことが、8月3日に発表された。これにより、PPR傘下の複数のラグジュアリーブランドに対してブランド単独のオンラインストアを企画・運営する合弁事業会社を設立。オンラインストアのサービス開始は2012年末頃が予定されている。 PPRとYOOXが提携の画像を拡大

 新たに設立される合弁事業会社は、PPR傘下のラグジュアリーブランド「Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)」や「Yves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)」、「Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)」「Balenciaga(バレンシアガ)」 、「Sergio Rossi(セルジオ・ロッシ)」と協働し、ブランド単独のオンラインストアを企画・運営するための専門企業。PPRから51%、YOOX Groupから49%の出資を受けて運営される。 合弁事業の第1弾として、「Sergio Rossi」と「Bottega Veneta」のオンラインストアが2012年末までに開始され、全てのデジタルストアが2013年末までに中国を含めた世界規模でスタート予定。2社間で合意された契約条件によると、PPRは今回含まれていない他のブランドに関しても将来的に同事業として運営していく可能性があるという。展開されるオンラインストアの商品構成やエディトリアルコンテンツなどはPPR側が手掛け、YOOX Groupの世界規模の物流システムを利用することで、世界100カ国以上に各ブランドの商品が提供可能となる。 パートナーシップの締結にあたりPPRのCEO兼会長François-Henri Pinault(フランソワ・アンリ・ピノー)は、「インターネットビジネスは PPRグループにとって戦略的な最優先事項です。最高クラスのEコマースの専門知識により、今回の合弁事業はPPRに相乗効果と我々のブランドが利用できる共有リソースをもらたらすでしょう」とコメント。またYOOX GroupのCEO兼創業者Federico Marchetti(フェデリコ・マルケッティ)は「YOOX Groupの誇る最先端技術、中国を含め100カ国以上への精度の高いカスタマー・ロジスティックスなどを活用することで、(この事業は)業界の中でも計り知れない成長を遂げるでしょう」としている。なお合弁事業会社の連結はPPR側となり、7年運営した後、PPRとYOOX Groupは同企業のユークス株に関して、株式買付選択権もしくは株式売付選択権を行使する権利を有することになる。