手が合いそうな相手マニー・ガンバーリャンだけに、裏をかく戦いも十分に可能になる小見川道大。テイクダウンを1度や2度許すことを覚悟で、戦う必要があるだろう (C) MMAPLANET

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4日(土・現地時間)、カリフォルニア州ロサンゼルスのステイプルセンターで行われるUFC on FOX04「Shogun vs Vera」には、日本から小見川道大が出場する。

UFCにフェザー級として出場するようになり1年半、戦績は1勝3敗と厳しい状況にある小見川と対戦するのは、WECではジョゼ・アルドの持つ世界王座に挑戦して敗れて以来、UFC移籍後とあわせ3連敗中のマニー・ガンバーリャンとなる。

両者に共通している部分は、そのUFC戦績で実力を測りきれないことだ。小見川は昨年2月のチャド・メンデス戦と今年1月のユーリ・アルカンタラ戦は確かに敗北を喫しているが、昨年6月のダレン・エルキンス戦は非常に微妙な判定負けだった。微妙な判定負けといえば、昨年12月にガンバーリャンがディエゴ・ヌネスに敗れた一戦もテイクダウンとフックで押している場面が目立っただけに、敗れてなおガンバーリャン強しという印象さえ残している。

ガンバーリャンはインファイトで左右のフックやローシングル、ダブルレッグを狙うためにアウトファイトを続けるファイター。つまり、相手の動きに合わせて一気に距離を詰めて組みついたり、テイクダウンを仕掛けていく。構えはオーソだが、ワキを閉めて小さく構え、相手の真正面に回るために常に動き続ける。

ガードはやや低いためハイキックなど入りやすくもあるが、よほど蹴りきらないとキックにテイクダウンを合せてくる。小見川も小さな構えのファイターだが、基本はオーソで踏み込むと同時にスイッチを織り交ぜるなど、読みづらい動きをしてくる。そんな小見川だが、ガンバーリャンは相手の打撃を警戒するよりも、まずは自分の動きを貫くタイプであり、スイッチに構わずフックを振り回してくることは十分に考えられる。

一点、注意したいのは執拗なテイクダウンを持つだけに、何度も遠い距離から組みつかれると、思わずガンバーリャンの踏み込みに合わせ、ワキを差すために腕が下がってしまうこと。ここで強烈なフックをインから打ち込んでくるので、この一発は注意したいところだ。

離日の前日まで、同じUFCファイターの水垣偉弥らを相手にスパーリングを重ねてきたという小見川。ガンバーリャンと真っ向からやりあうのではなく、すかすことも言明しているだけにパンチを打ち出す時点で見られたスイッチが、間合いを作る時点で作用するなど、さらに進化した姿が見られれば、地力の強さでガンバーリャンを押し切れるだろう。
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