言われてみればそうかもしれない…減りつつある日常での動作



普段はあまり気づかないかもしれませんが、「言われてみればそうかもしれない」「確かにこの動作はあまりしていないかも…」という動きがあります。その動作の減少こそ、近い将来、いわゆる四十肩・五十肩になってしまうモトである可能性も。40歳でも50歳でもない、それよりも若い年齢の人たちの中に、四十肩・五十肩予備軍やその症状を発症して、着替えですら困ってしまうというケースもあります。



その減りつつある動作とは……それは、腕を上に上げる動きです。試しにこの動きを行ってみてください。両腕を体の横に下げた状態から徐々に両腕を挙げていきます。ひじを伸ばしたまま、両手を頭の上で合わせようとすると、肩周りが痛かったり、ツッパリを感じたりと、違和感があるかもしれません。肩周りの筋肉が硬くなりつつあると、この動作では違和感を生じます。日ごろからヨガやストレッチを行っている人は、難なくこなせるかもしれませんが、腕を上に上げるという動作は、日常生活の中ではとても少なくなっていることに気づくと思います。



この動作が減少すると、先ほど違和感の出た部分を含め不具合があらわれます。腕を安定させて動かし肩関節に負担をかからないようにバランスをとる機能が損なわれ、特にきっかけもなく、肩が痛みはじめ腕を動かすことのできる範囲が狭くなる症状が出てしまいます。痛みの強い時は睡眠も妨げられてしまうので、精神的にも耐えがたいと思います。



こんなことになる前に、出勤前やランチ時に寄ったコンビニで買ったお茶などのペットボトルを使った簡単エクササイズをご紹介しましょう。用意するペットボトルは、中身の入った状態で2本。



1.両手にそれぞれペットボトルを持ち(フタの付近を握る)、先ほどのチェックと同様に、体の横から頭上に向かい、ひじをなるべく伸ばして挙げていきます。

2.ペットボトル同士が頭上でくっついたら、ゆっくり3回ペットボトル同士をポンポンとぶつけあいます。

3.そのまま、左右のひじを曲げ背中にペットボトルを下げた状態で10秒間キープ。腕の後ろ側を伸ばしましょう。

4.左腕はそのままで、右腕を下から背中へ回し、左手に持ったペットボトルと右手に持ったペットボトルが背中で並ぶように動かします。そのままペットボトル同士をこすり合わせ、肩関節周りの柔軟性UP!



ちなみに、空のペットボトルにお湯を入れて「3」を行うと、肩甲骨の内側あたりの筋肉を温め血行促進効果も。



(文 檜垣暁子)



■著者プロフィール



檜垣 暁子(ひがき あきこ)

オールアバウト 肩こり・腰痛ガイド

http://allabout.co.jp/gm/gp/51/

カイロプラクティック理学s士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。