あの会社の社食 (3) 学食のようなカフェのような……DeNAの社食がスゴイです

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今回紹介する社食は、東京・渋谷にあるDeNA本社の「Sakura Cafe」だ。

渋谷駅直結の高層複合施設「渋谷ヒカリエ」内に今年4月誕生した。

同社はヒカリエ21〜26階にオフィスを構えており、Sakura Cafeはその24階に位置する。

壁一面がガラス張りの窓で、都心のど真ん中にある超高層階からのその眺望に圧倒される。

窓際に立つと眼下に見える街並みがミニチュアのよう。

東京タワーも東京スカイツリーも眺めることができるビュースポットだ。

社食というよりも、居心地のいいカフェといった印象。

白い天井とレンガを使用した壁、中央には大きな木があり、100席以上のテーブルとイスはゆったりと配置されている。

窓際のソファ席、小上がりになった掘りごたつの席、モニターが備え付けられたコの字型ソファ席もある。

テーブルが広く、電源も用意されているため打ち合わせや作業場所としても利用しやすいという。

カフェは、予約すれば終業後に貸し切ることもできる。

これまでにも同期会や日本、アメリカ、インドネシアやウクライナなどDeNAに在籍するさまざまな国籍の従業員同士で交流を行う「グローバルナイト」などが開催されている。

ちなみにこの「Sakura Cafe」という名前は、従業員からの公募と投票で決定された。

これは南場智子取締役の愛犬「さくら」の名前にちなんだものなのだという。

カフェ内の壁にも桜の絵が描かれている。

このカフェ、5月末からなんと”フリーランチ”として従業員に毎日昼食を無料で提供している。

提供されるメニューは日によって少しずつ違っており、カフェの入り口のボードに「本日のデリ」として掲示されている。

食事はごはんをS・M・Lから選び、さらに5種の主菜、5種の副菜から各2種類を盛り付けてもらえる。

取材にうかがった日は、主菜が「豚のしょうが焼」「八宝菜」「揚げ豆腐の煮込み」「メンチカツ」「チキンカレー」、副菜が「中華風ペンネ」「枝豆のベーコンソテー」「トマトサラダ」「コールスロー」「野菜とワカメの浅漬け」だった。

従業員の健康に配慮して、野菜も多くとり入れられているとのこと。

紙製のランチボックスに盛り付けられるため、持ち運びもできる。

また、時間のないときのために、既にごはんとおかずが詰められたお弁当も約20種類が並んでいる。

また、カフェの混み具合は2台のWEBカメラでデスクからもチェックできるというから効率的だ。

菓子やアイスなどのほか、朝食用に焼き立てパン数種、入れたてのコーヒー、絞りたてのミックスジュースを揃え、販売。

夕食時のお弁当販売もあるという。

食事をとったり、数人で会話を楽しんだり、ノートPCを広げて作業したり……カフェでは、従業員が思い思いの時間を過ごす姿が見られた。

取材時、スーツ着用の人は皆無に等しく、年齢層も若いため、「大学の学食」のようなカジュアルで活気ある雰囲気が漂っていた。

「社員がつながるアイデア創出型オフィス」というコンセプトの通り、従業員たちのコミュニケーションの場にもなっているようだ。

「インターネットサービスをやっている会社なので、人とのコミュニケーションからいいサービスが生まれます。

”雑談以上打ち合わせ未満”の会話も交わしやすい環境だと思います」と同社広報部の岡村直哉さん。

従業員からの評判も上々で、それぞれの滞在時間の長さからもその居心地のよさがうかがえた。