29日に行われた男子柔道66キロ級の準々決勝で、海老沼匡選手が韓国のチョ・ジュンホ選手に勝利した。だが、試合では判定をめぐって大波乱が起き、韓国のインターネット上は炎上状態となっている。

試合は延長戦に突入し、それでも決着が付かず旗判定になった。海老沼は一度「有効」判定を受けるも取り消された経緯があり、優勢との見方が強かったが、予想とは裏腹に3審判は全員「青」を挙げチョ選手勝利とした。

すると会場内は大ブーイングが響き渡り、審判委員の異議により判定がやり直しになるという異例の展開に。結局、審判全員が「白」を挙げ、海老沼は判定勝ちで決勝進出となった。

この結果を受け、韓国のインターネット上は関連記事に多いもので4000以上のコメントが書き込れるなど、炎上状態になった。
「いつから柔道は観客点数制度になったんだ?」「昨日もパク・テファン(競泳男子400メートル自由形)の失格騒動があって、また同じようなことが。負けたら結果を認めるスポーツ精神を持ちましょう」「3−0が0−3に覆るものなの?」「日本より国力が無いせいか」「最悪の試合だ」などとほとんどが結果に激怒するものだった。

しかし、「今見たけど誰が見ても日本選手の方が優勢な内容だった。どうか変に騒がないで」「誤審ではないと思う」「審判がそう判断したならそうでしょ。次回勝てば良い」と一部には冷静なコメントもあり、激怒するユーザーをなだめようとする人もいた。

参照:イーデイリー
参照:NEWSis

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