駅前一等地のユニクロ大型出店でどう変わる?新宿東口エリア変革の時代

写真拡大

 世界一のターミナル駅を有する新宿の東口エリアが、出退店ラッシュを迎えている。8月5日をもって新宿3丁目店を閉店するユニクロは今秋、「新宿三越アルコット」閉店跡地に最大級となるグローバル旗艦店「ユニクロ新宿東口店」を出店。「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」など高級店が出店していた駅前の一等地に、家電量販店「ビックカメラ」と同居が予定されている。この秋にかけ、新宿東口エリアはどのような変化を迎えるのだろうか。 駅前一等地のユニクロ大型出店でどう変わる?の画像を拡大

 1日の乗降客数が約360万人という新宿駅の周辺は、世界でも有数のショッピングエリア。なかでも近年、大きく変化しているのが新宿駅の東口エリアだ。商業施設では2009年から2010年にかけて丸井が同エリアの6館を再編し、また三丁目交差点の周辺に「H&M(エイチ&エム)」や「FOREVER 21(フォーエバー21)」など低価格ブランドが相次いで大型店をオープン。2012年には「新宿マルイ カレン」の閉店に続き、「新宿三越アルコット」の閉店に伴って駅前から「LOUIS VUITTON」や「Tiffany & Co.(ティファニー)」が姿を消した。跡地には「ビックカメラ」の最大店舗がオープン。東口エリアの中心を貫く新宿通りの景色は、ここ数年ですっかり様変わりしている。 東口エリアの変化と共に目立つのは、新宿駅周辺に最も多くの店舗を構えているユニクロの出退店だ。2009年4月、新宿エリア初の大型店を西口に出店した際に「(新宿エリアで)20店舗の出店は可能」と発言していたユニクロだが、新宿マルイ カレン店に続いて新宿3丁目店が閉店すると、新宿エリアの店舗数は合計で6店舗。ちょうど西口・南口、東口の3エリアそれぞれに2店舗ずつの体制になる。そこに今秋、国内で3店舗目となるグローバル旗艦店が出店予定。「新宿三越アルコット」閉店跡地にオープンした「ビックカメラ」のビルの1〜3階に、売り場面積約1,250坪の"超大型店"の展開が計画されている。これにより、既存の西口店と新宿高島屋店を含めて500坪以上のユニクロ大型店が、新宿3エリア全てにそろう。新宿東口店のオープン日や詳細についてユニクロは、「現在のところ未定」(ユニクロ・広報)としているが、その立地と規模から総力を上げた出店になることが予想される。 かつて家電量販店や低価格アパレル小売りの大型店といえば、郊外のロードサイドといった出店が主だったが、近年は圧倒的な集客と高い収益性を見込んだ都心進出が目立つ。駅前の一等地に低価格店、その周辺に百貨店や高級店という逆転現象が起こっている新宿東口エリアは今、立地と格差における変革の時代を迎えていると言えるのではないだろうか。