マンチェスター・ユナイテッドのベテランMFポール・スコールズが英紙に、香川真司が「チームに違いをもたらすだろう」と語った。

 昨季、プレミアリーグのタイトルをライバルのシティに奪われたユナイテッド。その悔しさは相当なものだったらしく、スコールズは次のように語っている。
「リーグ優勝するのはベストチームと言われるし、シティは昨季のベストチームだった。彼らがシーズンを通してやったサッカーは見事だったしね。認めたくはないけど、見ていて楽しかったし、一番いいサッカーをしていたと思う。そういう意味では、彼らはベストチームだったし、優勝するに値した」
「彼らがハードルを高くしたから、僕らは彼らよりもっといいサッカーをしないといけない。だけど、優勝を逃したというのは、いいモチベーションになるし、昨季終盤のことを考えたら僕らのモチベーションはさらに高まるよ。シーズン最終日に、ライバルにタイトルを奪われるなんて、見たくもない光景だ。彼らが優勝を祝っている姿が頭に残っているから、絶対同じことを繰り返させないと思う」

 アレックス・ファーガソン監督はタイトル奪還を目指して選手を補強。なかでも注目は香川真司。スコールズはこの間のアジアツアーで間近に見た香川について、期待感を隠さない。
「彼はすごくいいね。2週間しか一緒に練習していないけど、テクニックも優れているし、その才能は一目瞭然だよ。ドルトムントで2シーズン活躍して、ドイツの最優秀選手にもなったんじゃなかったっけ。それだけでもトッププレーヤーだってことを証明している。彼はチームに多くのゴールをもたらすだろう。自分で決めるし、アシストもするだろう。すばらしい動きをしているし、クレバーな走りを見せる。彼の得意足がどちらかのかを言うのは難しいね。右も左もうまいんだ。それにすごくいいやつさ。英語はまだあまり話さないけど、きっと人気者なるよ」