競泳男子400メートル自由形予選で、北京五輪金メダリストの朴泰桓(パク・テファン)がいったん失格判定を受けるも、異議が認められ、決勝戦に進出して銀メダルを獲得した。複数の韓国メディアが報じた。

 報道によると、朴泰桓は予選3組に出場し、トップを記録したがスタート時に不正があったとして失格となった。コーチや大韓水泳連盟が国際水泳連盟(FINA)に抗議した結果、主張が認められ決勝に進出した。

 FINAのコーネル・マルクレスク事務総長は、AP通信とのインタビューで「恐らく人間的な失敗(Human error maybe)だった」と発言。詳細は話さなかったが、朴泰桓に対する失格判定は審判による誤審である可能性を認めた。

 韓国メディアは、失格判定を下した審判はカナダ人であり、朴泰桓の失格が維持された場合は同組のカナダ選手が決勝に進出することになったとして、関連性を指摘した。(編集担当:新川悠)