(画像:amazon.co.jpより)
(C)川原礫/アスキー・メディアワークス/AW Project

主人公:有田ハルユキ
梅郷中学1年生。太り気味でいじめられっ子
ヒロイン:黒雪姫
梅郷中学の副生徒会長
タクム:ハルユキの親友
チユリ:ハルユキ、タクムの幼馴染
能美征二:バーストリンクを行える疑いを持つ新入生

第16話「Imagination;面影」
地上より、はるかに高い高台。そこに、車椅子に腰をかけたデュエルアバターは居た。

スカイ・レイカー。彼女は、アッシュ・ローラーの”親”だと言う。
アッシュ・ローラーと違い、物静かな少女といった感じだ。

翼を失ったシルバー・クロウに、どうしても会わせたい。そう思い、アッシュ・ローラーはシルバー・クロウをここまで運んだのだ。


・車椅子にのったデュエル・アバター
加速世界で、7年の時を経て遂に現れた飛行型アバター。それは、スカイ・レイカーの耳にも入っており、どんな者なのか、気になっていたようだ。

どのような魂が、どのように傷を抱えた精神が、重力を断ち切るほどの力を具現化できたのか。

シルバー・クロウには、せいぜい学校でいじめられた記憶しかなかった。

だが、スカイ・レイカーは言う。デュエル・アバターの形成は、人への恨みや憎しみの強さのみで決まるものではないと。
傷とはつまり欠落。大切な物が欠け落ちてしまった心の穴。空疎な穴を抱えて怒るか、恨むか、絶望するか。
 
あるいは、高みに手を伸ばすか。

その選択がアバターのありようを決める。心の傷とは、望みの裏返しでもある。

シルバー・クロウは、誰よりも強く空を望み、その意思の強さが飛行アビリティを、強さを生んだ。羽があったから飛べたのではない、飛べるが故に、羽が具現化できたのだ。

・車椅子
意思の強さ、それが、この世界では何でも可能にする事を、スカイ・レイカーは自らが乗る車椅子で説明した。

その車椅子には、推進装置もコントロール装置もついていない。スカイ・レイカーは、車椅子から手をはなし、両手を広げたまま、車椅子を走らせた。車椅子は加速し、あるいは曲がり、あるいはまた加速し、そして止まった。

それは、スカイ・レイカーが”意思の力”で操作したに他ならない。

車椅子に付属する2つの車が回転して動くイメージを強固に具現化し、インカーネイトでこの車椅子を制御しているのだと言う。

シルバー・クロウも飛んでいる最中、無意識のうちに同じ事をしていたはず。イメージ力。それこそが、バーストリンカー全てが秘めた力なのだ。

イメージによる制御の存在にたどり着いたバーストリンカーは、その力をこう呼ぶ。心よりいずる意思、すなわち真意、インカーネイトシステムなのだと。

・再び、空を飛べるのか
インカーネイトシステムを習得すれば、再び空を飛べるようになるのだろうか。シルバー・クロウは希望を見出していた。

そしてその時、スカイ・レイカーはスカートをまくり上げ、自分の両足をシルバー・クロウに見せた。両足が無い。切断されたのだろうか。

スカイ・レイカーは、自らの意思で、両足を共に頼んで切り離してもらったのだと言う。大いなる傲慢、しかし当時のスカイ・レイカーはそれを是とした。

空を飛びたいという真意を、極限まで高めるために。

しかし、飛べたわけではなかった。真意は、跳躍の高度を引き上げてはくれた。だが、遂に飛行には至らなかった。

スカイ・レイカーは、改めてシルバー・クロウに聞いた。この両足を、この傷跡をみて、まだインカーネイトシステムの修練をしたいか、と。

シルバー・クロウには、まだやらなければならない事がある。そして、守りたい者がいた。シルバー・クロウは改めて、修行をさせて欲しいと申し出た。

スカイ・レイカーは、快く引き受けてくれた。しかし、今日はもう遅い。一晩休もうとスカイ・レイカーはシルバー・クロウを家へ招き入れた。

・スカイ・レイカーと親友
高台にある、小さな家。スカイ・レイカーは、過去の事を教えてくれた。かつて彼女は、軽く100メートルは跳躍できる強化外装を持っていた。

そして彼女は、いつしかもっと高く飛びたいと思い始めたのだと言う。アバターの跳躍を、もっと高くする為だけに戦いを続け、やがてレベル8に到達。

それでも、跳躍は飛行ではないと悟った時、スカイ・レイカーの欲望は狂気となった。

彼女は、アバターそのものを軽量化し、真意を磨くため、彼女は足を捨てる決心をしたのだ。

たった一人、彼女の妄執を理解してくれた、当時所属していたレギオンのマスターでもあった友人に剣で切り落としてくれるよう頼んだ。

その時の親友こそ、黒の王・ブラック・ロータス。誰よりも気高く、強く、そして優しかった。

黒雪姫は言っていた。親友であり、そしてハルユキには決してあわせたくない者がいると。

・インカーネイトシステムのための修練
翌日、遂に、真意の修行を行う時が来た。

真意の要諦は、たった一つの言葉で言い表せる。それを理解すれば、誰でも使える物なのだ。

それは一体何なのか、シルバー・クロウは、是非教えて欲しいとスカイ・レイカーに詰め寄った。スカイ・レイカーは、シルバー・クロウの胸を、指でとんと押した。

「いいですよ、ただし、次に私と会えた時に。」

シルバー・クロウは、高台からそのまま落ちてしまった。彼に翼はなく、今は飛ぶ事ができない。地面も見えないほどの高さであるこの高台。そこから彼は落ちてしまったのだ。

キャラはHPがゼロとなり、一定時間の間復活はできない。

しかし、それはまだ良い。

シルバー・クロウのキャラクターはやがて復活し。そして、目の前に大きな壁がある。高台のふもと。翼のないシルバー・クロウには登れない。

しかし、スカイ・レイカーは登って来い、そう言っているのだ。

シルバー・クロウは、今目の前に立ちふさがっている問題をどう解決すれば良いのか。この高台の最上階にスカイ・レイカーはいる。そして、彼女と会うためには、高台を登るか、空へ飛ぶしかない。

シルバー・クロウは、今目の前に立ちふさがっている問題を解決する事ができるのだろうか。

【記事:フェイトちゃん】

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