その多くが謎に包まれていたロンドンオリンピックの開会式。中でも一番ささやかれていた噂と言えば、やはりダニエル・クレイグがどのように参加し、この大イベントの幕を切って落とすか、ということだった。それはついに今夜起こった!...最後はちょっと違うボンドだったが。

最初に出て来た映像は、ダニー・ボイルが監督して事前に録画されていた寸劇のショートフィルム『The Arrival』。ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドに扮し、バッキンガム宮殿を訪れる。そこでボンドは自室のライティングデスクに座っている女王から、次の任務を知らされる...オリンピアードを開始することだ。

エリザベス女王と彼女のコーギー犬達も、この寸劇に出演した。これは女王のスターパワーを加えたというだけでなく、宮殿内で、今までに前例のないところまでボイル監督とカメラの立ち入りが許されたということで、注目に値する。女王の個室がカメラに写るのは初めてで、国として、この夜をどれだけ特別なものにしたかったか、その意気込みがうかがえた。

宮殿内でのボンドと女王のツーショット。コーギーも一緒!(とするとスリーショット!?)

そこから、(話の流れでは)二人は宮殿の中庭で待機していたヘリコプターに乗り込み、スタジアムに向かう...。(ツイートやフェイスブックによればこの間、多くの観客が実際女王がヘリコプターに乗ってくると思っていたらしい。)

ほどなく陸軍のヘリコプターが、"ボンド" を演じるスタントマンを乗せ、オリンピックスタジアムの上空に現れた。その"ボンド"は007のテーマ曲をBGMにパラシュートを使いスタジアムに降り立ったのだが、一番良かったところは、"女王"のスタントも一緒に、ユニオンジャック模様のパラシュートで降下したところだ。


そしてそれとほぼ同時に、本物の女王もアリーナの賓席に現れ、拍手喝采がドッとわき起こった。

女王の「私はここに、第30回近代オリンピックを祝福し、ロンドン大会の開幕を宣言します。」という言葉で、オリンピックは幕を開けた。

他に王室から同席していたメンバーは、ウィリアム王子とキャサリン妃、ハリー王子と、チャールズ皇太子に加えコーンウォール公爵夫人カミラ。

開会式の夜は数々の音楽パフォーマンスが予定されており、そのプレイリストは先だって流出してしまったが、ボンドのテーマ曲はリストの上位にあった。

ボンドシリーズ最新作『007 スカイフォール』の題を体現した、粋な演出は人々の期待を裏切らなかった。ジェームズ・ボンドにエスコートされたということで、エリザベス女王はこれから、ボンド・ガールの一人に数えられるのだろうか?

『007 スカイフォール』は、日本では12月1日から全国公開される。

【今回見逃した方は、<Huffington Post UK>のこちらの記事で、ハイライトシーンをスライドショー形式で楽しめます。また、こちらの記事から、開会式の音楽をYouTubeの再生リストで視聴することもできます。】

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