予算は33億円!オリンピック開会式を面白く見るためのポイント

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まもなくロンドンオリンピックがはじまります。注目している競技はいろいろあるかと思いますが、7月28日早朝(日本時間)に行われる開会式にも要注目です。
開会式の予算はなんと33億円以上。この壮大な規模の開会式を、より面白く見るためのポイントをご紹介します。

ダニー・ボイルとアンダーワールドが開会式を担当!

ロンドンオリンピックの開会式の予算はなんと、2700万ポンド(約33億2500万円)と言われています。

この大舞台を取り仕切る芸術監督は『スラムドッグ$ミリオネア』(2008年/イギリス)でアカデミー監督賞に輝いた映画監督ダニー・ボイルが担当。そして音楽監督は、世界中から絶大な人気を誇るエレクトロミュージックグループのアンダーワールド。

この組み合わせは、アンダーワールドの『ボーン・スリッピー』がテーマ曲として使われたダニー・ボイルの代表作『トレインスポッティング』(1996年/イギリス)を思い出させます。

オリンピック開会式を面白く見るためのポイント

ダニー・ボイルによると、この開会式はシェークスピアの劇作品『テンペスト』にインスパイアされたものとのこと。この劇を知っておけば、より深く開会式を味わうことができるはずです。

テンペストという言葉の意味は「嵐」です。あるときナポリ王とナポリ王子、ミラノ大公らを乗せた船が大嵐に遭い、絶海の孤島に漂着します。この孤島には、12年前に彼らの策略によって追放された、元ミラノ大公のプロスペローと、その娘ミランダが暮らしていました。実は船を襲った大嵐は、プロスペローが復讐のために、妖精エーリアルに命じて起こさせたものだったのです。

漂着した王子はミランダと出会い、ふたりはひと目で恋に落ちました。プロスペローが課した試練を乗り越え、王子とミランダは結婚を認められることとなりました。

一方、王子と離れ離れになっていたナポリ王一行。出世をもくろむミラノ大公は、ナポリ王の殺害計画を企てます。また、孤島の怪物もどさくさに乗じてプロスペローを殺害しようとします。しかしどちらの計画も、妖精エーリアルの魔法によって未遂に終わります。

捕らえられた悪者たちを前にしたプロスペローは、報復を思いとどまり赦すことを選択します。ナポリ王は改心してミラノ返還を約束しますが、プロスペローは後悔のかけらもない全ての悪者を赦しました。そして、これまで忠実に仕えてきた妖精エーリアルも解放します。

この劇は、究極の赦しと解放がテーマになっていると言われています。

オリンピックは開会式にも要注目!

現在、開会式の本番に向けて200回近くのリハーサルが行われているとのこと。10,000人のキャストのほかに、羊70匹、馬12頭、牛3頭、ヤギ2匹、鶏10羽、アヒル10羽、ガチョウ9羽、牧羊犬3匹が登場するとされています。

開会式の様子は、日本時間7月28日(土)の早朝4時30分からNHKで生中継される予定です。この『テンペスト』が、ダニー・ボイルによってどのようにアレンジされるのか要注目です。


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Written by 郷雷子
Photo by London 2012 Olympics (http://www.london2012.com/)