誰もが彼の獲得を望んだが、最後に手に入れたのはローマのズネデク・ゼーマン監督だった。24日17時48分(現地時間、以下同)、FWマッティア・デストロはローマの選手となったのだ。

2か月にわたる交渉の末、ローマのワルテル・サバティーニSD(スポーツディレクター)は同日、ミラノのホテルで2時間にわたってデストロの代理人と交渉し、合意に達した。この夏のイタリアのマーケットで注目されたデストロは、ローマへ到着しようとしている。

ゼーマン監督の希望がすべてに勝った形だ。両者を隔てていた小さな差をも上回ることになった。15時50分、デストロ代理人のヴィゴレッリ氏やコントラット氏とローマの交渉がスタート。17時48分に合意に達している。ユヴェントスがデストロの気に入るオファーを提示し、インテルも最後に再び動いたが、ローマという城は崩れなかった。

あとは正式発表を待つばかりだ。サバティーニSDは近いうちに選手がイエスと言ったことを明らかにするだろう。シエナとジェノアも共同保有が解決したことを発表するはずだ。デストロはジェノアへ完全移籍し、それからジェノアが彼をローマへ売る。ジェノアにもシエナにも、トレード要員が送り込まれる予定だ。

ローマのFWフランチェスコ・トッティはデストロについて、「かなり競争力のあるチームに、彼が加わることになる。彼の加入はグループに大きく役立つはずだよ」と話している。