インテルは24日、コモとの練習試合に臨み、3−2と勝利を収めている。DF長友佑都が先制点を挙げた。インテルは8月2日にヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦ファーストレグで、ハイデュク・スプリトとスコント・リガの勝者と対戦する。

新シーズンの公式戦スタートまで2試合となったこの一戦で、アンドレア・ストラマッチョーニ監督が手にしたポジティブな兆しは、前半に多くのチャンスをつくった点だ。MFヴェスレイ・スナイデルが初戦ながら早くも中心になっている。

前半、FWディエゴ・ミリートがいなかったインテルは、FWロドリゴ・パラシオがセンターフォワードとしてたくさん動いたが、空回りになることも少なくなかった。一方、スナイデルはまだ絶好調のときほどではなかったものの、すでに本当の試合での距離感をつかんでいるようだった。MFフィリペ・コウチーニョとのコンビも悪くなく、同選手は左サイドでかなり動いた。だが、シュートの正確性を欠いている。

インテルは6分、スナイデルのアシストから長友が先制。28分にDFアンドレア・ラノッキアのゴールで加点するが、前半終盤に1点を返される。後半に入ると、スナイデルがベンチに下がり、司令塔を失ったインテルはペースダウン。それでも、32分にパラシオが3点目を奪ったが、終盤に若手DFマッテオ・ビアンケッティのミスから再び失点を許した。

DFマティアス・シルベストレは『インテル・チャンネル』で、「素晴らしいスペクタクルだったね。僕らとしては実戦を積むのに役立つ良い練習だった。僕らのチームはすごく競争力があり、リーグ戦とELを争うために戦っていくよ。全力を尽くすために準備をしてきている」とコメントしている。

また、シルベストレはフィジカルコンディションについて、「4、5日間のちょっとしたストップがあって、2回練習を欠席したけど、今は大丈夫だ。回復を目指しているところだよ」と続けている。