経済産業省が7月24日、2012年度クール・ジャパン戦略推進事業の採択案件を発表した。計110件の公募の中から、パルコやアッシュ・ペー・フランス、楽天、森ビルなどが提出した全15件の案件を採用。現地でのショップ出店やファッションショー、日本発のコンテンツの販売促進を通じてシンガポールや中国、フランスなど世界各国に向けてクール・ジャパンを発信していく。 12年度クール・ジャパン戦略推進事業が発表の画像を拡大

 経済産業省では、海外からの収益をこれまで以上に獲得できる新たなビジネスモデルの構築を狙い、日本の新たな産業構造を背景にクール・ジャパン戦略推進事業を展開。戦略専業分野として食・観光・ファッション・エンターテインメント産業を掲げ、海外進出の促進や国内外への発信、人材育成を視野に様々なコンテンツを企画している。今回、2011年度に引き続き海外市場の流通の確立や訴求を目指すとして、2012年5月17日から6月13日の期間にエントリーされた110件の公募の中から15件を採択した。 2012年度クール・ジャパン戦略推進事業では、パルコがファッション業界の中小企業・クリエイターと連携して渋谷発ファッションのプラットフォームをシンガポールに提供するプロジェクト「(仮)TOKYO shibuya × singapore」を実施。アッシュ・ペー・フランスは、表参道の商店街や裏原宿などの若手クリエイター、ラフォーレ原宿と共に原宿のカルチャーを伝える「HARAJUKU +」を台北で運営する他、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構は三越伊勢丹ホールディングスなどと連携してサウジアラビアや中国でファッションショーを開く。また、楽天は「クールジャパン・インドネシア」と題してオンンラインを活用した国内中小企業の海外進出のプラットフォーム確立を促進。森ビルは上海でアニメなどのコンテンツを活用した富裕層の市場拡大を図るなど、様々な事業が行われる予定だ。