理系のための恋愛論 (446) 完璧な女子がダメ系男子と付き合う理由
とはいえ、硬いモノほどモロい部分があるもので、強くて賢い女性ほどどこかある一カ所、抱えている欠点が大きなスキになっている場合がほとんどです。
そのスキというのが、男を見る目のなさにあらわれてしまい、わざわざ苦労をする恋愛、悲しい思いをさせられる恋愛に走ってしまうケースが後を絶たないのかもしれません。
逆の場合もよくあり、完璧なように見える何でもできてしまう男性が、変な女の子に引っかかってしまったりもします。
男性は通常、好きな女子、気になる女性の前では、いいところを見せよう。
カッコいい自分を知ってもらおうと考えるものですが、ダメな男子に走ってしまう女性は、ある種のマニアだったりするのです。
「この人、私がそばにいてあげないと心配」な相手を好きになるわけですから、ドジだったり、弱みがあったりすると「好みのタイプ」と思われるのかもしれません。
普段だったら隠したくなるような自分のマイナスポイント……口下手だったり、人見知りだったり、ちょっと暗かったりする。
そんな自分を無理せず出してみると、意外に「放っておけない」と思ってもらえるかもしれません。
彼女がどんな欠点に「キュン」とするのか、そのあたりのツボを見極められるともっといいと思います。
カッコよくて、イケてて、爽やかな人ばかりがモテるわけではありません。
世の中にはいろいろな趣味の人がいますので、自分に合う人を探してみるのが一番です。
がんばって、気になる女の子のツボをリサーチしてもらいたいものです。
酒井冬雪です。
私は昔から、ぬいぐるみ売り場で目玉が取れかけていたり、顔のパーツがてんでバラバラな位置についていたりする不憫な子を見ると、「この子は売れ残る。
私が家に連れ帰らないといけない」と思ってしまうタイプでした。
それもこれも、長女気質のせいだと気付いたのはごく最近のこと。
もっと早く気付いていたら、甘え上手な正統派の女子になろうと努力していたことでしょう。
では、またね。