とはいえ、硬いモノほどモロい部分があるもので、強くて賢い女性ほどどこかある一カ所、抱えている欠点が大きなスキになっている場合がほとんどです。

そのスキというのが、男を見る目のなさにあらわれてしまい、わざわざ苦労をする恋愛、悲しい思いをさせられる恋愛に走ってしまうケースが後を絶たないのかもしれません。

 逆の場合もよくあり、完璧なように見える何でもできてしまう男性が、変な女の子に引っかかってしまったりもします。

ですから、自分が「いいなぁ」と思う女の子がどうやら男の趣味が悪く、いつもダメな感じの男子に引っかかっているようでしたら、自分も彼女の前ではあえて欠点をさらけ出すようにするといいかもしれません。

男性は通常、好きな女子、気になる女性の前では、いいところを見せよう。

カッコいい自分を知ってもらおうと考えるものですが、ダメな男子に走ってしまう女性は、ある種のマニアだったりするのです。

「この人、私がそばにいてあげないと心配」な相手を好きになるわけですから、ドジだったり、弱みがあったりすると「好みのタイプ」と思われるのかもしれません。

普段だったら隠したくなるような自分のマイナスポイント……口下手だったり、人見知りだったり、ちょっと暗かったりする。

そんな自分を無理せず出してみると、意外に「放っておけない」と思ってもらえるかもしれません。

彼女がどんな欠点に「キュン」とするのか、そのあたりのツボを見極められるともっといいと思います。

カッコよくて、イケてて、爽やかな人ばかりがモテるわけではありません。

世の中にはいろいろな趣味の人がいますので、自分に合う人を探してみるのが一番です。

がんばって、気になる女の子のツボをリサーチしてもらいたいものです。

酒井冬雪です。

私は昔から、ぬいぐるみ売り場で目玉が取れかけていたり、顔のパーツがてんでバラバラな位置についていたりする不憫な子を見ると、「この子は売れ残る。

私が家に連れ帰らないといけない」と思ってしまうタイプでした。

それもこれも、長女気質のせいだと気付いたのはごく最近のこと。

もっと早く気付いていたら、甘え上手な正統派の女子になろうと努力していたことでしょう。

では、またね。