元アスキー編集長が選ぶ。使いやすいマウス・ベスト5




デスクワークで毎日使うマウス。パソコン周辺機器では地味な存在だと思いきや、「快適なパソコン作業のためには、手になじむマウスを選んでいるかどうかが大きなポイント」と話すのは、パソコン活用情報誌『アスキー・ドットPC』元編集長で、大正大学表現学部教授の大島一夫先生。詳しいお話を伺いました。



■自然な状態で握れるタイプに注目



マウスの選び方のポイントについて、大島先生はこう説明します。

「特に重要なのは、重さと大きさ。スッと動かせてピタッと止まる程度の重さで、人間工学的には『自然な状態でかつ握れるようなマウスが疲れにくい』と言われています」



では早速、大島先生がお勧めするマウスを挙げていただきましょう。



・エルゴノミクスマウス

1)「腱鞘炎(けんしょうえん)予防エルゴノミクス ペンマウス」サンワサプライ 実勢価格4,500円〜

2)「エルゴノミクスマウス」サンワサプライ 実勢価格4,000円〜



エルゴノミクスマウスとは、手首をひねることなく自然な角度で握ることができるマウスです。これは手の指に合わせてマウスの形状が考えられており、何も握らない自然な状態での手首の角度に近づけています。



従来のマウスとは握った感覚が違うため、使い慣れる時間が必要でしょうが、特に手首やひじが疲れる人はこれらを試してみる価値があるでしょう。



・トラックボール

3)「SlimBlade Trackball(スリムブレイド トラックボール)」ケンジントン 実勢価格12,000円〜



手首への負担減を考えるなら、トラックボールにも注目するといいでしょう。マウスのように動かすのではなく、大きめのボールを手のひらで転がしてポインタを動かします。

マウスのように動かす場所が必要ないので、机が狭いという人にも向いています。



ただ、機種が多くないので選択の幅は狭いのですが、特徴のボールが大きいタイプをお勧めします。



■マウスは価格分の性能差を感じない製品



マウスの価格差はさまざまですが、価格と性能は比例するものなのでしょうか。続けて、大島先生に伺いました。



「価格は数百円から1万円を超えるものまでと、幅があります。マウスは構造が単純なので、価格分の性能差を感じない製品ではあります。

価格よりも、日々確実に使うために手になじむかどうかを重要視したほうが、後々得だと言えるでしょう。



現在、主流となっている光学式マウスは平たくないところでもポインタが動きますが、真っ白なテーブルなどでは、うまく動かないという弱点もありました。しかし、それを克服する製品が登場しています。



4)「レーザーセンサーマウス - M-TG01DLシリーズ」エレコム 実勢価格3,400円〜

5)「Performance Mouse(パフォーマンスマウス) M950」ロジクール 実勢価格7,600円〜



きびきびとしたポインタの動きは快適なパソコン作業を約束してくれます。



最後に、これから注目のタイプを紹介しておきます。

スマートフォンやタブレットの登場で画面を指でタッチ&なぞる操作も一般化しました。そのトレンドを受けて登場したのがこれです。



6)「Microsoft TOUCH MOUSE(タッチマウス)」マイクロソフト メーカー希望小売価格7,600円



Windows 7専用のワイヤレスマウス。従来のようにホイールはないのですが、1本指でマウスの上部を上下にさするとドキュメント操作、2本でするとウィンドウ操作、3本でするとデスクトップ操作が可能。慣れも必要ですが、これまで以上に作業が快適になる可能性を秘めています。





マウスの場合、値段と性能は直結せず、種類によって形も機能も多種多様だということが分かりました。自分の手に合う、究極のタイプを探してみたくなりました。



※価格は2012年5月現在







監修:大島一夫氏。『週刊SPA!』(扶桑社)、『週刊アスキー』(アスキー・メディアワークス 以下同)の創刊を経て、『アスキー・ドットPC』編集長、『月刊アスキー』編集長を歴任。現職は大正大学表現学部教授。『タッチ1秒検索術』(アスキー新書 800円)、『すぐわかる40歳からのiPad』(アスキー・メディアワークス 1,449円)を監修。「おおやまかん」の名前で、『アスキー・ドットPC』誌上で『毎日使えて仕事に役立つタッチ1秒検索術』を連載中。



(岩田なつき/ユンブル)