「ドラえもん電車」が復活だ! 「小田急 F-Train II」いよいよ本日デビュー

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小田急電鉄は19日、藤子・F・不二雄氏の作品に登場するキャラクターをラッピングした電車「小田急 F-Train II」を報道公開した。

1号車から10号車までキャラクターを散りばめ、20日より運行を開始する。

同車両は昨年8月に登場し、話題となった「小田急 F-Train」のリニューアル版。

先代は東京都屋外広告物条例に抵触したことから、わずか2カ月でラッピング装飾を取りやめた(室内の装飾はそのままの状態で運行していた)。

「小田急 F-Train II」は、その3000形3493編成をもう一度使用して、外観に新たなラッピングを施した。

いわば”リベンジ版”ともいえる。

新デザインではキャラクターのイラストが小さくなったものの、数を増やして広範囲に散りばめ、ドラえもんの秘密道具なども潜ませて「探す楽しさ」を演出している。

各車両のデザインにはテーマがあり、乗客同士の話題作りにも役立つよう考えられている。

小田急電鉄が路線網を持つ東京都と神奈川県では、屋外広告に関する条例の内容が多少異なり、どちらも車体の10%未満だが東京都は絵柄の実面積で計算し、神奈川県は絵柄を囲んだ四角形の面積で計算するらしい。

「小田急 F-Train II」では、絵柄はすべて神奈川県の規定に合うように作られたという。

キャラクターだけではなく、地紋の鈴やハートもカウントされている。

白い帯だけは車体の塗装の一部として除外されている。

屋外広告物条例の難しさが現れた部分は、ドアの窓ガラスに貼られたステッカーだ。

開閉の注意を促すステッカーは、内側だけドラえもんとドラミちゃんが描かれ、外側から見える部分は他の車両と同じになっている。

外側はキャラクターにできなかったのだ。

窓ガラスのステッカーは、ドアの内側(車内)から貼り付けた場合は外から見えても10%にカウントされないが、ドアの外側から貼った場合は10%にカウントされるという。

しかし内側にステッカーを貼ると、はがされてしまうかもしれないため、通常は外側から貼り付けている。

ステッカーを貼った部分が10%にカウントされるより、その分を車体側の装飾に使いたいとの思いもあったという。

各車両のデザインには、「ドラえもん」「男の子」「女の子」などのテーマが設定されている。

「『女の子』がテーマの車両を女性専用車にすればよかったのでは?」と質問したところ、「女性専用車は小田原寄り先頭車(1号車)です。

F-Trainは『ドラえもん電車』としても親しまれているため、ドラえもんが最適と判断しました」と小田急電鉄。

もっとも、女の子をテーマとした車両は2両あり、1両を女性専用車両にしてしまうと、もう1両も女性専用車両と誤解される可能性があったかもしれない。

なお、4〜6号車のテーマは(ないしょ)となっており、「実際に見て当ててみてください」とのことだ。

室内の装飾は先代とほぼ同じ状態に。

広告スペースには、「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」や藤子・F・不二雄氏による作品などが紹介されている。

車内モニターにもアニメ映像が流れてほしいところだが、対応は難しいそうだ。

「小田急 F-Train II」のデビューとなる20日の運用は別表参照。

21日以降は特設サイトで案内される。

同電車は小田原線だけでなく多摩線や江ノ島線でも運行予定。

ただし、予定外の点検作業などによる変更や運休もあるとのこと。



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