記憶力・仕事の能率アップ! 社会人に必要な″睡眠術″とは!?

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グッスリ眠ったはずなのに、なぜか頭が冴えず仕事に集中できない......、なんてことありませんか? もしかしたら、眠りの「質」に問題があるのかも。眠り方を少し工夫するだけで質の良い睡眠ができたり、さらには仕事の能率もアップさせたりすることができるらしいのです! 今回は、All Aboutで「睡眠」ガイドを担当している坪田聡さんに社会人に必要な、「質」を上げる睡眠術について伺いました。

【自分のベストな睡眠時間を知ろう】
何時間も寝ているのに、調子が出ないときがあります。自分に最適な睡眠時間ってどのように計ればいいのですか?

「必要な睡眠時間は人によって違うものです。寝付きが悪い、望ましい時刻に起床できない、日中の眠気が強いなどの症状がある人は、質の良い睡眠がとれていない可能性があります。自分にとってベストな睡眠時間を知るには、寝付きと目覚めが良かった日の睡眠時間を参考にするといいですよ。平日と休日ではベストな睡眠時間が異なることもあるので注意してください」(坪田さん)

【不眠で悩む人への対処法】
「不眠で悩んでいる人は、眠る1時間前は、自分の好きなことをするリラックスタイムにして、翌日のパフォーマンスを向上させることに注力したほうがいいですね。タバコやカフェインの摂取や、テレビやパソコン、携帯電話の画面は、眠気を減らしてしまうので避けたほうが無難です」(同)

会社から帰ってきたら、ビール片手に好きなテレビを見てリラックスという方も多いと思うのですが、不眠症の方には逆効果というわけですね。悩み事や心配事で眠れない場合の対処法などはありますか?

「すぐに答えのでない悩み事や不安については、深く考えすぎると眠れなくなるので注意が必要です。何か問題を抱えている場合は、問題となっている内容を直視し、『次に目が覚めたときには、問題の解決方法を思い付いている』と強く念じて眠りに付くと、目覚めたときに解決策を思い付くことがあります。これは『追想法』といって、エジソンや湯川秀樹博士がアイデア出しのときに使っていたテクニックなんですよ」(同)

すっきり眠れて解決策まで思い付くとは一石二鳥! 忙しく、何かと心配事の多い現代人にピッタリですね。

【仕事のパフォーマンスを高める眠り方】
「昔は"睡眠=脳の休息"と考えられていましたが、最近の研究では、睡眠中に記憶が脳に固定され、眠っている間に記憶力が向上することが分かってきました。睡眠中に脳は休んでいるのでなく、活動状態というわけです。なので、寝る前に語学の勉強や、読書、取り入れた情報の整理などを行うと、知識が定着しやすいというわけです」(同)

「それから午後の眠気には、短時間の仮眠がおすすめですよ。横にならずにイスに座った状態で、昼寝をすると午後の仕事効率はグッと上がります。午後3時までの間、深い眠りに入る直前の20分以内で目覚めるのがいいですね。仮眠の後ではなく前にカフェインを摂っておくと、カフェインが20〜30分後に効きはじめて、さわやかに目覚められ、すぐ仕事にかかれます」(同)

質の良い睡眠を取り、いつも身体を快調な状態に保つことは社会人として大切なこと。また、健康管理だけでなく、良い睡眠を取ることで仕事力アップにもつながります。就寝前のひとときを上手に使えば、明日の仕事もスイスイ進むかも!? 自分にあわせたかしこい睡眠術を身に付けたいですね!(ゴヘイ/エフスタイル)

取材協力:坪田 聡さん
http://allabout.co.jp/gm/gp/3/

プロフィール:日本医師会、日本睡眠学会、日本コーチ協会所属。ビジネス・コーチと医師という2つの仕事を活かし、行動計画と医学・生理学の両面から、睡眠の質の向上に役立つ情報提供を行っている。All About「睡眠」ガイドを担当