ユヴェントスが17日にアマチュアチームとの練習試合を行い、7−1で勝利した。アントニオ・コンテ監督は3-5-2で臨み、先発に新加入のDFルシオとMFクワドゥオ・アサモアを起用。ルシオは開始わずか40秒、自らのミスから先制点を許してしまった。

その後、ユヴェントスは目を覚まし、FWファビオ・クアリアレッラの2得点とFWミルコ・ヴチニッチのPKで、前半を3−1で終える。後半はメンバーを入れ替えたが、フォーメーションは3-5-2で変わらず。FWアレッサンドロ・マトリとMFアルトゥーロ・ビダルのPKなどで、4ゴールを加えた。

新戦力のMFマウリシオ・イスラは、ひざの重傷からの万全な回復を期すために、ヴィノーヴォに残って個別メニューをこなしていたが、この日はキャンプ地に合流。試合を観戦している。初の練習試合を勝利で終えたユーヴェは、21日にバーリでミラン、インテルとのTIMカップに臨む。

コンテ監督は完全には満足していないようで、次のように話している。

「失点は決して良くないものであり、怒ったよ。だが、大事なのは、新戦力や既存メンバーを分析するために、こういうウォーミングアップをすることだった。やるべきことはたくさんあり、それは分かっていたよ。最も大切なのは、選手たちの姿勢だ。昨年は素晴らしいシーズンにした。今年はリーグに強いシグナルを送ることが大切だからだ」

また、指揮官はフォーションについて、このように語った。

「去年は3-5-2と4-3-3を使った。そこからリスタートしなければいけない。この財産をなくしてはいけないし、そうしたくないと望んでいる。ただ、フォーメーションよりも、どう解釈するかが大切だ。プレーの原則や、謙虚にまとまり、犠牲を払って、相手よりも汗をかこうとすることが大切なんだよ。改善? それは常にしなければいけない。1年間の技術・戦術的“貯金”がある。とても重要なことだ。新戦力をシステムに加えなければいけない。その上で、ハードトレーニングをしなければね」