第147回芥川賞、直木賞が決定

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 第147回芥川龍之介賞、直木三十五賞の選考会が17日に行われ、芥川賞に鹿島田真希さんの「冥土めぐり」(『文藝』春号)が、直木賞に辻村深月さんの『鍵のない夢を見る』(文藝春秋/刊)が選ばれた。
 なお、今回も受賞発表と記者会見がニコニコ動画で生放送されており、その様子を3万人以上が視聴した。

 鹿島田さんは2006年に「ナンバーワン・コンストラクション」、2009年に「女の庭」、2010年に「その暁のぬるさ」で芥川賞候補となっており、4度目の候補での受賞となった。
 夫と一緒に受賞の知らせを待っていたという鹿島田さんは、受賞が決まると夫から「今まで一緒に緊張してきてつらかったけど、良かったね」と声をかけられたといい、「他の作品に比べて、何度も書き直し、時間も労力もかけた。この作品で芥川賞を取りたいと思っていました」と受賞作品への思い入れを語った。

 直木賞を受賞した辻村さんは3度目の候補での受賞。今の気持ちを問われると「とても光栄に思っています。私がデビューしたのが8年前なのですが、初めて出版社で編集者の方にお会いしたとき、『前の日に直木賞のパーティーだったんですよ』と言われて、その時、自分とは違う世界の出来事を体験している人と一緒に仕事をしていくんだなと思っていたのですが、この回で受賞させていただけたということが、信じられないくらい光栄に思っています」とデビュー当時を振り返りながら、喜びの笑顔を見せた。
(新刊JP編集部)