いますぐ使える!? 現代社会を生き抜く貧乏芸人の処世術




ボーナスシーズンがやってきましたが、いまは不景気真っただ中。節約に励む方も多いのではないでしょうか。かくいう私もその一人。プラスガンマというお笑いトリオで活動し、周りには夢を追っているのだと言い張っていいますが、実質はフリーター。ボーナスなんて夢のまた夢です。売れない芸人は忙しい上にお金がありません。それでも、なんとか知恵をしぼり、したたかに毎日を生きているのです。そんな貧乏芸人たちが貧乏だからこそ生みだせた生きる知恵を、今回は紹介したいと思います。



好きなことをフル活用



佐藤二紀さん(グリンオリオン)は西東京在住。お笑いライブやオーディションは都心がほとんどなので、交通費もばかになりません。



そんななかで生み出されたのが、自転車の駐輪代を0円にする裏技です。その方法はズバリ、パチンコ屋の会員になること。そうすれば、駐輪代無料のサービスを受けることができます。ほとんどのパチンコ屋で、同様のサービスを行っているようです。



また、来店時にお茶が出る店や、梅雨時期にうれしい、雨の日の傘サービスまであるところも。パチンコ好きにはおすすめかもしれません。



そうして通い続けるうちに、常連の会社経営者男性と親しくなった佐藤さん。なんと、アルバイトで司会の仕事をもらったことがあるのだとか。節約をも仕事に変えてしまうあたり、まさに処世術ですね。







世渡り上手は人付き合いもよい?



梅雨が過ぎると暑い夏がきます。シャワーを浴びる回数も増え、毎月の水道代がかさんできますよね。これを限りなく安くする技を持っている人が近くにいました。



辻響平さん(プラスガンマ)は僕のトリオのメンバーなのですが、彼がその裏技を知っているというのです。



それは、水を外で使うこと。



どういうことかといいますと、公衆トイレを使い、水は外で飲むのは基本。出身大学の近くに住み、普段から教授や後輩の手伝いを買って出ることも多々あるため、シャワーは大学施設にお邪魔したときに借りるのだとか。でも、これって処世術というか、ただのドケチなのでは!?



そんな風にカツカツの生活をしていると、ストレスがたまってしまうのが私たち人間の性。それを解消する技を、僕のトリオのイケメン担当・秋田崇宏さん(プラスガンマ)に聞きました。



彼にとってのストレス解消法は、おしゃれをして出掛けること。しかし、一体、どこにそんなお金があるのでしょうか? 



秘訣(ひけつ)は人からもらうこと。彼の服の八割は、自分の財布をいためて買ったものではなく、もらいものなのです。先輩、後輩、そのほか、いろんな方面からもらっています。



ねらい目は引っ越しシーズンの3〜4月とのこと。引っ越しを手伝うと、ついでに服をもらえることが多いのだそう。普段の人付き合いがあるからこその処世術といえるでしょう。







辻さん(左)と秋田さん(右)



困ったときは自虐ネタを使え!?



お金がないストレスでどうしようもないとき、柿沼希世志さん(元芸人、現まだまだ売れない映像作家)は、ツイッターである魔法の言葉をつぶやきます。







「お金がない〜」



すると、心優しい友人がお金を黙って貸してくれるそうです。もうここまでくると、処世術でもなんでもありません。ただ卑しいだけです。



最後になりましたが、これを書いている僕ですら、この売れない芸人根性で得をしたことがあります。



それは自身のワキガの手術。通常3万円程度するところを無料で行いました。手術の様子をそのまま宣伝映像に使うため、タダになったのです。



常日頃、僕はワキガを公言していました。どんなに人が集まるライブでもワキガネタをやりました。そうして身を削り続けた結果、無料手術という、願ってもない仕事がまいこんだのです。



いかがでしたか? こうして、売れない芸人たちは、厳しい現代社会を生き抜いているのです。なるほど! とうなるものから、もはや処世術といえるか怪しいものまでさまざまでしたが、どれも日ごろの人脈づくりと人柄がなせる技といえるでしょう。この部分は、会社勤めの方にも参考になるのではないでしょうか。



■佐藤二紀 ブログ「グリンオリオンかずきのフルスイングな日々」



http://ameblo.jp/kazpunk2/



■秋田崇宏 ブログ「プラスガンマ秋田のブログやらせろ!」



http://ameblo.jp/plusgumma/



■柿沼希世志 ツイッター 



https://twitter.com/#!/kakinuma15



(OFFICE-SANGA 野村真之介)