写真とビデオでは被写体の印象は大きく違います。

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同じカメラでも写真を撮るスチルカメラと動画を撮るビデオカメラでは撮られる被写体の印象は大違い。ということなので、撮られる側になることが多いであろう若い女性たち(16〜18歳)に、「写真とビデオ、どちらで撮られるのが好きか」という唐突な質問をぶつけてみた。

「えー、友達に撮られるんだったらどっちでもいいよ」と1番目に聞いた女性の答え。
身も蓋もない回答にがっかりしていたが、いろいろ雑談するうちに、
「写真は想い出を撮るもの、ビデオは記録を残すものだと思うよ〜」とすごく常識的な奥深いコメントが飛び出した。

写真を観ているとそのときの想い出が湧いてくる。というのは、写真は現実を抽象的、断片的に表現するものであり、それが想い出を呼び覚ます効果があるというわけ。一瞬を捉える写真ならではだ。対して、ビデオはまるでそのときの現実そのままのように動く映像だけに、想い出が湧きにくい。というか、イメージする必要性がないというべきか。むしろ、そのときの正確な記録としての役割が大きい。

他方、ビデオは映像と一緒に声を録音するという大きな特徴があるので、
「カラオケやレストラン、居酒屋でみんなでワイワイ楽しんでいるときはビデオがおもしろいかも」という意見も聞かれた。お酒は20歳を過ぎてからね!

声のことなんて多くの男性はあまり気にしないと思うが、女性にとってはかなり重要なようだ。
「雑誌とかで写真見てカワイイなぁって思ったモデルさんを、たまたまテレビで観たら、声が可愛くないからガッカリした」と2番目の女の子。言われてみればごもっとも。なので、声に自信がない女性の場合は写真で撮られるのがいいということだ。逆に、歌がうまかったり、声がカワイイ女子はどんどんビデオで撮ってあげよう。

さて、ほかに写真の良い理由として多く挙げられたのが、「うまく加工してくれそう」というコメント。明らかにプリクラの影響だろう。女性の写真は可愛く撮れなくても、あるいはもともと可愛くない女性でも、デジタル加工の力で可愛くするのが常識なのだ。

3番目に聞いた女性も写真がいいという。理由は、
「ビデオは変な表情も撮られてしまうから、あまり好きじゃない」「写真はカワイイ表情だけ撮ってくれそう」とのこと。
確かに、数分ならともかく、何時間もビデオで撮られていればそりゃ変な表情も入るわな。ただし、現実には写真でも変な表情は撮れてしまう。しかも一瞬なだけにとても強烈。本人(被写体)にはいい表情の写真しか見せていないだけなのである。

今回の取材では「写真が勝利」。カワイイ表情を撮るという観点では写真のほうが断然評価が高かった。ただし、カワイイ声と一緒の映像を残せるメリットがあるビデオの存在意義は無視できない。だから、女子をビデオ撮影するときは、高音質で録音できる機能を持ったビデオカメラをチョイスするのがいいだろうし、動画編集ソフトなどで声を可愛く加工できるならそうしたほうがベターだ。

女子を喜ばせたいなら、写真とビデオを状況に応じてうまく使い分けることが重要なのである。
(羽石竜示)