日本の格闘技界が再び熱くなった。そんな至福の時を、一般的には無名といっていい2人の立役者は、高度に成長した技術戦を、迫力ある攻防をとしてファンに訴えた

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2012年上半期MMAPLANET AWARD。43大会、331試合のレポートから選ばれたUFCイベントのベストファイトTOP10を発表、1位は日本の格闘技界を再び熱くしてくれた、あの一戦となった。

さいたまスーパーアリーナに集まった2万人のファンが熱狂した試合もまた、高度に進化したMMAマッチだった。常に動きを止めず、フェイントの連続から打撃とテイクダウンを狙うエドガーに対し、ベン・ヘンは左ミドルで突破口を開いた。勝負の流れを決めたのは蹴り上げ――、オクタゴンで繰り広げられている攻防、技術的には理解ができなくても、十分過ぎるほど凄さが伝わってきた戦いだった。


<ベストファイトUFC第1位>

■2月26日@UFC144/UFC世界ライト級選手権試合5分5R
○ベンソン・ヘンダーソン×フランク・エドガー×
【判定3-0:49-46, 49-46, 48-47】

<ベストファイトUFC第2位>

■2月4日@UFC143/UFC暫定世界ウェルター級王座決定戦5分5R
○カーロス・コンディット×ニック・ディアズ×

GSPの2度に渡る防衛戦負傷回避により、暫定王座が制定され、共にGSP戦が流れたコンディットとニックの対戦。サウスポーのニックに対しコンディットが左回りで右ローを入れ、真正面に立たない展開で判定勝ち。論議を呼んだ戦術となった。

<ベストファイトUFC第3位>

■5月15日@UFC Fuel 03/フェザー級5分5R
○ジョン・チャンソン×ダスティン・ポイエー×

序盤はスマートに戦っていたコリアン・ゾンビだが、腕十字や三角の極めを凌がれると、スタミネをロス。ポイエーも劣勢を跳ね返すために体力を消費していたために試合は精神戦に。最後はジョン・チャンソンが魂の殴り合いからダースチョークを極めた。

<ベストファイトUFC第4位>

■5月5日@UFC FOX03/ライト級5分5R
○ネイト・ディアズ×ジム・ミラー×

ライト級再転向後は長いリーチから繰り出すボクシング技術で連勝中のネイトに対し、ミラーがいつものように距離を詰めることができない。サウスポーを相手に組めないミラーに対し、逆に近距離でも組みから削ったネイトが、堂々のギロチンで一本勝ち。

<ベストファイトUFC同率4位>

■1月14日@UFC142/UFC世界フェザー級選手権試合5分5R
○ジョゼ・アルド×チェド・メンデス×

レスリング力で王者アルドを苦しめるのではないかと予想されたメンデスは、致命的になるような打撃を受けず、テイクダウン狙いからバックへ。1R終了間際、腕をはがして胸を合わした瞬間のヒザ蹴りKO。理屈で分かっても誰も真似できない一撃だった。

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  • 【Award】2012年上半期ベストファイト=UFC 第1位
  • 【Award】2012年上半期ベストファイト=非UFC 第1位
  • 【Award】2012年上半期ベストファイト=ASIAN MMA 第1位