有名な耳折れの猫で、落ち着いた性格をしているという。

とてもよく人に懐くので、まるで犬のような猫とも言われる。

テラちゃんの写真を撮っていると、豊かな毛並みの猫ちゃんが起きてきた。

メインクーンの女の子で、名前はアイルーちゃん。

メインクーンはアメリカ原産の猫で、血統猫の中では最も大きく育つ大型種。

オス猫の場合は体重が10キロを超えることもあり、たくましい体に成長するという。

性格は温厚で飼いやすいとのこと。

アイルーちゃんは、少し怖がりなところもあるが、体調を崩した仲間の猫ちゃんにずっと寄り添ってあげるなど、とても優しい女の子だそうだ。

先ほど紹介したアメリカンショートヘアのゆきち君にとても好かれているらしく、仲のよい友達ぶりがとてもうらやましかった。

しばらくおもちゃを片手に猫たちの写真を撮っていると、お店の奥にある洗面所から巨大な白い塊がのっそりと歩いてきた。

大型種の猫、ラグドールだ。

ラグドールはアメリカ原産の猫で、「ぬいぐるみ」という意味だそうだ。

穏やかな性格で、あまり鳴かないサイレントキャット。

大型種だが、完全に成長しきるまで4年ほどかかるという。

成猫の体重は10キロを超える場合もあるとのこと。

ライオンのたてがみのような長く豊かな毛が特徴で、瞳はブルー。

キャテリアムには二匹のラグドールの男の子がいる。

少し色味の濃いドリー君と、全身が白っぽいラウル君だ。

ドリー君は猫らしい気まぐれな性格で、しかしだからこそ抱っこした時の感動は言葉にできないほど大きいという。

他の猫ちゃんたちが遊んでいると、途中から一緒に混ざってくるほど遊ぶことが大好き。

女性のお客さんのロングスカートが好きだそうで、キャテリアムを訪れる際はこのファッションがお勧めとのこと。

ラウル君はゴロゴロとよく喉を鳴らす猫で、頭はいいが、少し抜けているおちゃめなところもあるという。

お客さんを癒やしてくれる天然系の男の子だそうだ。

ラウル君のほっぺたはとても肉付きがよく、「触っていいですか?」と聞いて恐る恐る手を伸ばしてみると、まるでつきたてのお餅のような感触。

真正面から見ると、とても威厳のある高貴な顔立ちをしているが、ふいと横を向くと、途端に幼いベビーフェースに。

いろいろな表情を楽しめるかわいらしい猫ちゃんだ。

ころんと寝返りを打つと、ラウル君のピンクの肉球が見えた。

短毛種には見られない豊かな毛が、肉球の裏にもちゃんと生えていて、優しく握手をすると手のひらが少しくすぐったくなる小さな手だった。

しばらくドリー君とラウル君の二人と遊んでいると、遊びつかれたのか二人ともいつのまにか夢の中へ。

「スー、スー」という小さな寝息がとてもかわいらしかった。

猫カフェキャテリアムでは、猫たちをめでながら、おいしいご飯を楽しむこともできる。

中華まんプレート(500円)や、ちまきプレート(600円)、あんかけ焼きそばプレート(750円)などが人気のメニューだ。

そのほか琉球紅茶や黒糖ラテ、キャテリアムオリジナルラテなどの、おいしいドリンクを300円で楽しむことができる。

以上ご紹介した猫カフェキャテリアムの情報は下記の通り。

■住所:東京都世田谷区北沢2-26-6 モンブランビル2F■営業時間火〜金:11:00〜21:00 (最終受付は、20:45)土日祝:10:00〜21:30 (最終受付は、21:00)定休日:月曜日 (ただし、祝日の場合は営業、翌火曜日代休)■基本料金:1時間1,000円(ワンドリンク付き。

アルコールは別料金)プラス150円でソフトドリンクが飲み放題。

延長15分ごとに250円追加。

入場は5歳以上から。

詳しくは同社ウェブサイトで確認できる。

下北沢にある猫カフェキャテリアム。

個性あふれるかわいい猫ちゃんたちに、会いに行ってみてはいかがだろうか。