マッシモ・モラッティ会長がベンチで見守り、GKサミル・ハンダノビッチがゴールマウスで見守り、FWディエゴ・ミリートは3ゴール。FWジャンパオロ・パッツィーニは試合に出場しなかった。これが、ピンツォーロでキャンプ中のインテルの、2度目の練習試合だ。トレンティーノ選抜との一戦は、6−0の大勝となった。相手を自軍ゴールに近づかせず、インテルは苦しまずに勝利している。

アンドレア・ストラマッチョーニ監督は4-2-3-1で臨み、ディフェンスラインの前にはフレディ・グアリンとエステバン・カンビアッソ。1トップのミリートの後ろには、ロドリゴ・パラシオとフィリペ・コウチーニョ、ハビエル・サネッティが並んだ。ストラマッチョーニ監督は満足したようで、次のように話している。

「アイディアがあって、チームはそれをピッチで出そうとしている。そのために働いているんだ。まだ始まってすらいないが、結果が大事じゃないときでも意思の強さが見られたね。我々のちょっとした問題の一つが、攻めているときにバランスを欠いてしまうことだった。今は、攻撃面でのアイデンティティーがあり、時間がなくてもその点ができるようにならなければいけない」

「失点しなかったことに満足? もしもゴールを奪われていたら、チームにはグラウンド100周を命じていただろうね。コウチーニョが初得点? 彼のクオリティーは決して疑われたことがない。今は監督や周囲からも信頼されているし、落ち着いて成長しているよ。ミスをしても、常に勝負しようとしている」

一方、試合中に拍手を送っていたモラッティ会長は、試合後に報道陣の取材に応じた。サンパウロMFルーカスの獲得については、「素晴らしい才能があるし、我々は気に入っている。だが今は、好きな選手をすべて買うことはできないんだ。しかし、前進を目指そう。具体化させたい。どうなるか、見てみよう」と話している。

ミランがFWズラタン・イブラヒモビッチとDFチアゴ・シウバを売却するかもしれないことや、FWサミュエル・エトーに続いてMFヴェスレイ・スナイデルがアンジ・マハチカラへ移籍する可能性については、このように続けている。

「(ミランの2選手の)取引が実現するかどうかは知らない。だが、今のミランの動きは、金銭的にあり得ることだ。インテリジェントなものとなるかもしれないよ。スナイデル? 『リスク』かどうかは知らないが、ほかのクラブからの関心とは別に、彼はインテルにとって決定的な選手だと思っている」

「マイコン? 彼は最強の選手の一人で、我々は彼と深くつながっている。だが、どうなるかを見てみよう。“長老”たちと別れても、感謝はまったくなくならない。いなくなる選手たちにとっても、チャンスなんだ。だから、良識を持ってすべてに取り組めば、良い分析ができるはずだよ」

「我々はマーケットで狙いを定めていく。放出に関しても実現すべきものがあるし、あとはストラマッチョーニが必要とすることを見ていこう。もちろん、それからは彼が適応していくだろうね。パッツィーニ? 貴重な選手だよ。調子が良ければゴールを量産する。その上で、選手を売買する技術・戦術的な必要性があるんだ」

最後に、モラッティ会長はユヴェントスのスクデット回数について、28回でも多すぎると思うかと聞かれると、「(ズネデク・)ゼーマンは優秀な指揮官というだけじゃなく、常にとても好感が持てるね」と答えている。