「お墓」の建立費用、調査開始以降で最低の162万円--「洋型お墓」増が影響

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「全国優良石材店の会」(略称・全優石)は12日、同会に加盟する石材店で実際にお墓を購入した人を対象に実施した「2012年お墓購入者アンケート調査」の結果を発表した。

同調査は、3月〜5月の期間に郵送にて行われ、3,153名から有効回答を得た。

建てたお墓の形について全国で見た場合、「伝統的な和型」は2011年の47.4%から6.2ポイント減少して41.2%。

和型は、2010年に初めて半数を割って以降(49.5%)、減少傾向が続いている。

一方、「シンプルな洋型」は昨年の34.3%から大幅増の40.9%、「デザイン墓」は昨年の12.6%からわずかに減った12.0%だった。

墓地取得費用を除いた墓石の購入金額を尋ねたところ、「100万円〜200万円未満」が最も多く47.0%。

以下、「50万円〜100万円未満」が25.6%、「200万円〜300万円未満」が17.3%、「300万円〜400万円未満」が4.8%と続いた。

お墓の平均購入価格の全国平均は、2004年の調査開始以降、過去最低となる162万円。

また、墓石タイプ別平均価格は、「伝統的な和型」が172万7,300円、「デザイン墓」が171万1,600円、「シンプルな洋型」が149万7,800円となっており、今回、平均購入価格が過去最低を記録したのは、墓石タイプ別で最も安い「洋型お墓」の建立が増えていることが関係していると見られる。

地域別に見た場合、最も高いのは九州で195万3,000円。

次いで、北陸が165万1,000円、1都3県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)が164万4,000円、中部が164万2,000円となった。

トップの九州は2位以下に大差をつけており、特に最安の北海道の130万6,000円と比べると、差額は64万7,000円に上っている。

また、最初に墓石を建てた墓地の形態を調べたところ、「新しく購入した墓地」(寺院、公営、民営含む)が50.6%、「すでにあった墓地」(同)が31.9%、「地域や共同体の墓地」が10.6%、「屋内式のお墓」が0.1%だった。

地域別に見ると、関東では「新規購入」(寺院、公営、民営含む)が多く65.7%、1都3県で69.9%(同)、うち「民営墓地」の割合は関東で45.6%、1都3県で51.5%を占めた。

東北と中部では、「既存寺院墓地」に建てた割合が高く、東北で38.3%、中部で31.2%。

また、北陸、四国、近畿などでは、「共同体墓地」が多く、北陸で39.4%、四国で42.9%、近畿で22.3%に上った。

このほか、墓石選びで重視したこととして、「石の色」(44.1%)、「石の材質」(41.9%)、「価格の手頃さ」(35.8%)が上位3位にランクインした。