異例のスピードで合意が成立した、トム・クルーズとケイティ・ホームズの離婚。しかしケイティは、かなりの泥沼化を予想していたようだ。別れを決心した彼女が、離婚を確実にするためにとった行動とは?



<Los Angeles Times>によれば、ケイティは次のような"非常手段"をとったという。彼女は弁護士に連絡を取り始めた際に、友人が用意した使い捨ての携帯電話(訳注:プリペイド携帯を指すと思われる)を使っていた、と情報筋が明かした。トムに会話がばれないようにするためだ。

このプリペイド携帯作戦のおかげでケイティは、事前に阻止されることもなく、トムとその取り巻きを離婚申請で不意打ちにすることが出来たという。その上、ケイティは離婚の合意に達した時点で、なんと3つの州で3件の法律事務所を内密に雇っていた。

情報筋は『People』誌に 、ケイティがこんな手段に出ることを決断したのは並大抵のことではなかった、と語った。「彼女は、(現状が)もはや自分の望んだような人生ではなくなってしまったと感じていました。自分の仕事や、生き方、全てに関して。」それで思い切った変化を必要としていた、という。

内密に離婚の手続きを進めるために、使い捨て携帯を使ったケイティ・ホームズ



同誌によれば、ケイティは最初に弁護士でもある父親のマーティンさんに相談し、その後彼はケイティが離婚を取りまとめるのを助けたという。使い捨ての携帯電話を利用することや、トムがロケ地のアイスランドに行っている間にマンハッタンの新居に引っ越すことなども、マーティンさんの提案だったようだ。

そんな思い切った手段は功を奏し、電話でケイティがトムに離婚申請を知らせた時、トムは全くそれを予想していなかった、と情報筋は『People 』誌に語った。ケイティの敏速でひそかな準備行動が、たった1週間あまりで達した合意と、彼女が一番望んでいた、スリちゃんの主要親権獲得につながったとも言える。

9日に合意に関して共同声明を発表してから、2人はそれぞれに別の道を歩き始めている。トムはさすがにプロで、 『People』誌によれば、翌朝から普段通りに、カリフォルニア州マンモスにある『Oblivion』の撮影現場に出勤したそうだ。その指に結婚指輪はもうなかった。

一方のケイティは、隠れることもなく、発表の数時間後からニューヨークの街に出かけている。同誌によると、当日も買い物をしてから、スリちゃんとSOHOの子供美術館(Children's Museum of the Arts)に出向いたそうだ。夏は子供向けのクラスも多いので、スリちゃんに出来るだけ日常に近い生活をさせたいのだろう。

西海岸にいるトムと、今は東海岸にいるケイティ... 泥沼化しない離婚のもう1つのコツは、二人の間に物理的な距離を置く事かもしれない。

11日でスピード離婚、トムとケイティのそれから