和民「おいしくなければ無料」キャンペーン、その狙いと利用客の反応

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ワタミフードサービスが行っているキャンペーン「ニッポンは美味しい。

『和民の本気!』」が話題だ。

「和民」20周年の感謝企画で7月1日より行っており、Japanese Dining「和民」、居食屋「和民」、語らい処「坐・和民」、居食屋「和み亭」全381店舗にて9月30日まで開催する。

ネット上でも話題沸騰のこのキャンペーン、どういう狙いでスタートし、利用客の反応はどうなのだろうか。

同社担当者に聞いた。

同キャンペーンでは、和民自慢の商品を対象に「満足いただけない場合、お代は頂戴しない」としている。

対象商品は「新鮮アジフライ」(399円)、「卓上炙り〆サバ」(499円)、「自慢の自家製餃子」(299円)、「チーズinつくね」(249円)、「17品目のサラダシリーズ」(499円)、「自家製プレミアムパンアイス」(299円)の計6商品。

商品代金を支払わなくていいケースは、「おいしくない」と従業員に明確に申し出た場合。

会計時や会計後の申し出はキャンペーン対象外になる。

また、一皿の半分以上食べてから申し出た場合も対象外。

同キャンペーンスタートのきっかけは、「今期『和民』は、ロゴや内外装を変えるといった大規模なブランドのリニューアルを進めています。

その中で、誕生20周年を迎えた今だからこそ、改めて和民の原点である『おいしさ』『安心安全』『手づくり』へのこだわりをぜひお客様に体感していただきたい、との思いがありました」(同社)。

しかしながら、単に「おいしいです! 」と発信するだけではこだわりを伝えるのは難しい。

そこで、「和民は商品にこだわっています」というメッセージをインパクトを持って伝えるために、今回のキャンペーンを始めたとのことだ。

しかしながら、ややもすると店舗でのトラブルに発展しがちなこの取り組み。

その点に関しては、「初めから嫌がらせやいたずらを目的にご来店されるお客様はほんの一部であり、それを前提にはしない」とコメントしている。

「私たちが本当に新鮮で、安全安心で、おいしいものを提供するとお客様が信じるからこそ注文につながり、したがって今回のキャンペーンのあるなしに関わらず、全ての指摘は我々が改善するべきものなのです」。

とはいえ、一定のルールを設けなければ混乱を招く恐れもあるため、最低限の制限を設定したのだという。

なお、開始後5日間での反響としては、返品率は0.1%前後。

「業種は異なりますが、他社様が同様のキャンペーンを実施されたときの返品率が0.2%ということでしたので、その数字を目安にしておりました」と同社。

「召し上がった後に『いかがですか? 』とお声かけすると、ほぼすべてのお客様から『おいしかったよ』と言っていただけます。

今までと違うところは、『私はもうちょっと鯖の酸味があったほうが好みだけどね』など、『おいしくない』という評価だけではないお客様からの貴重なご意見や好みを具体的にいただけるきっかけになっています」と語った。