11日、国立競技場では、ロンドン五輪壮行試合=キリンチャレンジカップ2012・U-23日本代表×U-23ニュージーランド代表の一戦が行われた。

試合は、後半26分、徳永悠平が放ったミドルシュートを相手キーパー・グリーソンが弾いたところで杉本健勇がこぼれ球をゴールに蹴り込み、先制点を挙げる。だが、後半もロスタイムに入ると、日本はイージーミスからボールを奪われ、ルーカスに同点ゴールを許した。

勝利を目前にしながら、厳しい内容で引き分けに終わったU-23日本代表。試合後、フジテレビで放送された試合中継のゲスト解説を担当した元日本代表・宮本恒靖氏が試合を総括した。

「守ってる方としては、リズムの変化がないので守りやすかったのかなと思いますね。相手の嫌がるところになかなか入っていけなかった」と切り出した宮本氏。「ディフェンス面ではやられるシーンはなかったですし、CB二人ともチャレンジ&カバーできていましたから、そこはよかった」と評価しつつ、五輪に向けては「リスクを冒さないとダメだと思いますね。ボランチがゴール前まで攻め込む。サイドでドリブル突破に行く。そういったものが必要」と指摘した。

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