岩手県の被災企業が復興のシンボルめざし、EVマイクロカー「PIUS」を開発

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車両の試作、モデル製作を行なうモディーはこのほど、最小限のボディサイズで組立て式のEVマイクロコンパクトカー「PIUS(ピウス)」を開発したと発表した。

同社は東日本大震災で被災しており、復興のシンボルをめざし、社員一丸で開発したという。

同社は岩手県一関市にあり、車両の企画、デザイン、設計、解析、モデル製作、試作車両開発および実験を行う。

東日本大震災で車両デザインなど甚大な被害を受けたが、震災後に「人との絆」「支援に対する感謝」を伝えるため、「PIUS」を開発したという。

「PIUS」はEVカーの基本機能をシンプルに具現化し、サスペンション、ブレーキ、ステアリングは普通乗用車と同様の設計思想による基本構造となった。

当面は大学や工業高等専門学校、高校、自動車専門学校などの教育機関で電気自動車の構造を習得する教材としての活用をめざす。

各種研究関連団体や産学の研究現場には、研究対象部品を組み込む対応も行い、目的の部品を評価する開発ツールのベース車両としての提供も見込んでいる。

今後は完成車および組立てキットとしての商品化も進め、来春以降の販売を予定しているという。

その場合は第1種原動機付き自転車としての登録が可能で、外観は標準ボディ以外、ユーザーの希望によりデザインの変更に対応する予定。

全長2,500mm、車重は200kgで、最高速度は35km/h。

1回の充電で25kmの走行ができる。