高級ホテルの21階の窓の壁面にまさにタイトル通り”崖っぷち”に立っている主人公ニック。

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先日、オープンした東京スカイツリーは多くの方が詰めかけ、ホテルの最上階レストランなどはいつも混雑、地上から高く離れた見晴らしの良い場所は常に人気のスポット。しかし、高所恐怖症の方からすると「なぜ、お金を払ってまでそんな場所に……」と思ってしまうらしい。

現在公開中の映画『崖っぷちの男』は、そんな高所恐怖症の方は絶対見ないようにご注意申し上げたいスリリングなサスペンスムービーだ。

ストーリー


30億円のダイヤモンドを横領した疑いをかけられ服役しているNY市警の元警察官ニック・キャシディ(サム・ワーシントン)は、ある日脱獄をはかり、とある高級ホテルの高層階に現れる。なんと彼は窓を乗り越えて、地上60メートル、幅わずか35センチの壁面に立ち、そこから飛び降りようとしていた! ホテルのそばにいた人々はそんな彼はを見つけ、あっという間に人だかりに。しかし、ニックはなかなか飛び降りようとはしない。そんな中、彼が企てたビッグプロジェクトが別の場所で進み始める。ニックが命の危険を犯してまで実現しようとしているプロジェクトとは?

本作で楽しめる3つの“ヒヤヒヤ”体験


本作は3つのヒヤヒヤが用意されている。

一つ目は、高級ホテルの21階の窓の壁面にまさにタイトル通り”崖っぷち”に立っている主人公ニックと、彼が指名した女刑事との心理戦。ニックはあるプロジェクトを遂行する為に、警察や市民の注目を自分に集め時間稼ぎをしなくてはならない。その為に彼女と会話を続けることが必要で、一秒でも早く捕まえたい女刑事との心理戦がヒヤヒヤもの、なのだ。

そして、ふたつ目は見物人たちのヒヤヒヤ。カメラは地上からニックを見守る市民のポジションから、またニックが立つホテルの高い壁際から豆粒のような民衆を何度も捉える。落ちたら映画が終わってしまうので絶対落ちるわけはないと思いながらも、こちらまで見物人同様、ヒヤヒヤしてしまう。

そして、最後のヒヤヒヤが最も見応えがあるかも。時間稼ぎをしているニックの一方、彼の考えたプロジェクトを遂行するのは、ニックの弟とその彼女。彼らは、ホテルの向かい側の建物に侵入し、ある”お宝”を盗み出そうとするのだ。セキュリティーの”超”厳しい中、様々なツールと知恵を使ってひとつずつ難関をクリアしていく様はヒヤヒヤだけでなくワクワクの興奮も。

『タンタンの冒険』のジェイミー・ベル&名優エド・ハリス


主人公のニックを務めたのは『アバター』を主演し、『タイタンの戦い』など近年ハリウッド大作が続くオートストラリア人俳優サム・ワーシントン。『アバター』では青かったのでどんな顔が知らないという方にも、今回はずっとホテルの壁面で時間稼ぎをしているので、アップも多くやっと顔がわかって頂けると思う。(今回は実際に高さ60メートルホテルの壁面で撮影をしたのだそう!)またニックからのミッションを遂行する弟役には、『リトルダンサー』『タンタンの冒険〜ユニコーン号の秘密〜』のジェイミー・ビル、その彼女にスタイル抜群の新人女優ジェネシス・ロドリゲスが好演、息の合っているような、いないような(!?)コンビぶりを発揮している。また本作の重要なカギを握る、ニューヨークでも指折りのダイヤモンド王と呼ばれる実業家役に、アカデミー賞に4度ノミネートされているエド・ハリスが圧倒的な存在感でラストを盛り上げる。

最後に


私の前にいたカップルは、ニックがホテルから落ちそうになる度に「うわぁ!」と寄り添っていた。もっと詳しく書けば、男性の方が女性に寄りかかっていた……。本作は、まさに“手に汗握る”内容になっているが、どさくさにまぎれて“手に手を握る”感じで(?)、意中の人に思わず(怖いフリをして)寄りかかってみるのもいいかも知れない。ぜひ本作で、色々なドキドキ、ヒヤヒヤを楽しんで頂きたい。
(mic)

『崖っぷちの男』
監督:アスガー・レス
出演:サム・ワーシントン、エリザベス・バンクス、ジェイミー・ベル、、ジェネシス・ロドリゲス、キーラ・セジウィック、エド・ハリス

現在丸の内ルーブルほかにて全国ロードショー中!